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女性エルフその2

【ムラオサとレッドドラゴンが飛び立ち、宮廷の庭に一人残ったターニャ、近衛騎士に連れられ、王の執務室へ】


「うむ、薬草を探しに行ってゴブリンに拉致されてムラオサとドラゴンの所に連れていかれたと?」


「ムラオサは魔物なのか?」


【王達に詰め寄られ女エルフ、ターニャはアタフタしていた】


「いえ、魔王を討伐するよう女神に頼まれてるぐらいなので人間です

ステータスウインドウも見せてもらいました」


「ほう、魔王とな、それで王である私に魔王を探させたい?」


「魔王が居たら教えてね?って感じだと思います」


「それでゴブリンはどういう事なのだ、手を出すなと」


「ムラオサとゴブリンの関係は知りません」


【気を失っていたターニャはムラオサに説教されてるゴブリンキングたちを

見ていないのでそう答えるしかなかった】


「ムラオサとやらはレッドドラゴンの眷属なのか?」


「いえドラゴンはムラオサの従魔です、ヒグマ殺しなる

称号も持っていました」


【王と宰相は顔を見合わせる、信じられない様子】


「それはステータスウインドウに記してあったのだな?」


「魔法師団長、入ってまいれ!」


「はっ!今までその娘が話した内容に嘘、偽りはありません」


【大きな鏡がドアの様に開くと魔法使いが部屋に入って来た】


「すまないな、一言一句鑑定していたんだ」


「そ、そうなんですね、気にしてませんので」


「魔法師団長よヒグマとやらを調べろ、ドラゴンを従える者が只者ではないだろう」


「私に心当たりがあります、女神は多分異世界から召喚したのでしょう

この鏡では異世界の微弱な雷魔法で交信しているのを見る事が出来ます」


「ヒグマ 画像」


【魔法師団長は音声検索を使った、大きな魔物が闊歩してるこの世界に普通のクマの画像はインパクトが無かった】



「ヒグマ 動画」


【今度は動画を見ていた、どれもオークよりは小さい、しかしある動画を見た魔法師団長は震えあがる、尋常じゃ無い汗と手の震え】


「どうしたのだ!!なのが映っている!!」


【立っているのがやっとな魔法師団長は王に動画を見せた、タイトルはヒグマVSゴジ〇、雑な合成動画だった】


「おお!背中が光った後に口から出た光!あれはなんじゃ!街が一瞬で吹き飛んでいるではないか!!」


「それではありません国王、この後です」


【魔法の鏡に瞬きも忘れ見つめる王達、そこへ現れたのはAIで巨大化したヒグマだった、ヒグマがネコパンチするとゴジ〇の首は吹き飛んだ】


「これをムラオサは屠る事が出来るのだな?ヒグマ殺しとは

そういう事であろう?」


「間違いありません、レッドドラゴンが従魔になるのも納得かと」



【ターニャを放置したまま王達は相談していた、勇者に違いない王達の

結論だ】


「あのう帰っていいですか?明日は塩を届ける約束ですし」


「おう、すまんな、塩と調味料も付ける、聖剣を届けてはくれないか?王からだと、くれぐれもよろしくとお伝えして、勿論魔王も探そう」


「それぐらいならお安いご用です」


【こうして薬師のターニャは馬車で送られ帰って行った

その頃ムラオサとドラゴンを見ている天界では、、、】


「あれだけの騒ぎ起こしておいてシレッとしておるな」


「家の傍で何してるんでしょうね?」


「土をコネコネしておるから土器でも作るんじゃろ?」


「そうじゃ腹減った、これでも食べよう」


【神殿のテーブルには七輪に変わった形の鉄なべと肉に野菜にうどん】


「これは何ですかアルテ様」


「これはな、ムラオサの国のジンギスカンと言う料理じゃ、

よく見るのじゃ」


「肉は真ん中、うどんと野菜は周囲の溝じゃ」


「煙が凄いですよ、あっでも食欲をそそる匂いと音ですね」


「煙は外に飛ばそう、女神に不可能はない!」


【神殿の窓を開けただけである】


「美味しそうですね、いい匂いですよアルテ様」


「ジンギスカンには二種類あってな、肉にタレを先に漬け込んでるか

食べる時につけるかなんじゃが漬け込んでないのは駄目だな」


「そうなんですか?肉は同じなんですよね?」


「ジンギスカンの醍醐味は肉の脂とタレがしみ込んだうどんじゃ!

異論は認めない」


「なるほど、奥の深い料理なんですね、ところでうどんとは?」


「うどんはこれじゃよ、味噌ラーメンは覚えておるじゃろ?

大きな括りじゃ似たようなもんじゃな」


「まずは肉じゃな、セリーヌ、肉を食いなさい」


「はいアルテ様、これ美味しいですね、濃いめの味で好きですこの肉」


【二人がジンギスカンに夢中な中、ムラオサは四角い粘土を作っていた】


「おや?ムラオサはレンガを作っている様じゃな」


「あれレンガですか?いっぱい作ってますね、早送りみたいです」


「凄い男だよな、ムラオサのスピードは異次元じゃ」


「どれどれうどんはどうかな?おおいい感じじゃな、食べてみなさい」


「ん?なるほど、アルテ様がうどんにこだわる理由が分かりました

肉の脂と野菜のうま味にタレとうどん、肉が脇役になるくらい美味しいです」


「いつものゴブリンキング来ましたね」


「ほんとじゃな、手ぶらで来るのは珍しい」


「ジンギスカン食べ過ぎましたね」


「完食じゃな、消そう」


【ジンギスカン調理道具一式は姿を消した】


「レンガ教室が始まった様じゃな、ゴブリンの集落が

レンガ造りの家になるかもな」


続く













お読みいただき有難うございます

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