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魔法

【ここは天界、女神アルテの神殿、また二週間が経ちスクリーンの前に

2柱が居る】


「また2週間が経ったな、ムラオサは何をしておるのやらポチッとな」


「今日は前回の続きから見るんですね?」


「そうじゃ、ドラゴンの卵の反省があるからな、見逃さないぞ」


「グリフォンどうするんでしょうねえ」


「そうじゃな、それにしても大きなレッドドラゴンじゃな」


「グリフォンはドラゴンのエサみたいですね」


【ドラゴンがグリフォンを食べてるシーンを見ていた女神アルテと女神見習いセリーヌは飽きてきた、かれこれ30分、ドラゴンの食事だけ見ている】


「倍速じゃな、つまらん」


「ハイ変化が起きるまでそれでいいと思います」


「ムラオサは食べないのかな?そもそもグリフォンて人間は食べても

平気なのか?」


「アルテ様が分からない事、私が知る由もありませんよ」


「終わったのか?まだ脚が残っておるぞ」


「ドラゴンの背にムラオサが乗りましたね、食べ残しは足に掴んでますよ」


「どこへ飛んでいくのじゃ?ああ家か」


「帰るみたいですね」


「こうしてみると家まで近いな、あれ家だろ?」


【上空高く舞い上がったドラゴンの先にはムラオサの家が見える、

通り過ぎるのだが】


「空の散歩か?自由な奴らじゃな」


【ムラオサもアルテだけには言われたくないだろう】


「あれはゴブリンの集落ですね、降りるみたいですね」


「あわわわ、ゴブリンもあんなデカいドラゴンが降りて来てパニックじゃな」


「グリフォンの脚置いて果物のお返しですか?ご近所さんですもね」


「よかったら食ってくれ!」


「ムラオサの声久しぶりに聞いたな」


「ゴブリン手振ってますね、ドラゴンを従えてるムラオサをゴブリン達はどう持ってるんでしょうね?」


「人とは思ってないだろうな、最上位の魔物くらいに思っておるだろう」


「今度は原っぱに降りましたね」


「念話を使うはずじゃ、寄ってくれるか」


「はいアルテ様、聞こえますね」


「そうか手をかざして「ファイアーボール」?と言えばいいのだな?

ファイアーボール!」


「おおお!ファイアーボール使いおったぞ!!」


「レッドドラゴンが教えてるんですね?凄いです!!」


「なんか面白くなってきたな、ムラオサはこう来なくっちゃ!」


「はい!その通りですアルテ様!」


【魔王の瘴気による人類の危機が去った今、ムラオサはエンタメなのである】


「結構大きな火の玉じゃな、Lv10 は伊達じゃない」


「サンダーアロー!!」


「おおお!雷の矢か!凄いな、多分今日初めてじゃろ?」


「そうでしょうね、これ使えるならグリフォンの時、ゴブリンから貰った槍使わないでしょうし」


「セリーヌも鋭いな、褒美にこれじゃ!紅茶も付けよう」


「またムラオサの国の菓子ですか?綺麗な缶に入ってますね」


【四角いラングドシャークッキーにホワイトチョコが挟まっているお土産の

定番アレだった】


「これ美味しいですね、サクサクの食感と甘すぎない白いチョコ」


「まあな、それよりあのレッドドラゴンは魔法の知識もある、いつの時代のレッドドラゴンじゃろ?卵になって甦るの初めてではあるまい」


「ドラゴンと人が仲良かった時代もあるんですか?じゃないと辻褄が合わないですよね?」


「大昔だな、ムラオサほどじゃないが、あの頃のドラゴンは人と共闘していた

魔女が幅を利かせてる時代はカオスでな、魔女に犬にされたドラゴンも居た」


「犬ですか?それは何故です?」


「犬に変えてから屠れば、ゴラゴンは復活できないと魔女たちは

信じていたのじゃ」


「なるほど、あのレッドドラゴンがその時代から生きてると考えれば全てが

腑に落ちます、さすがですねアルテ様」


「ストーンスピア!うううううおおお!!」


「お?4つ同時に出てきたではないか、凄いな」


「ムラオサとドラゴン楽しそうですね」


「そうじゃな、あとは倍速で良かろう」



続く




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