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俺の能力、便意操作なんだが  作者: ぬふへほ
白守美里の章
335/365

美琴の初体験なの

次の日だ


チェックアウトして旅館から出ると


「今更なんですけど、美琴一人で家に置いとくのは危ないんじゃ…」


と健一くんが言った


「はぁ?小学生じゃないのよ。前だってあたし達夜遅くに帰ったこともあるじゃない」


「い、いや、そうじゃなくて。男を連れ込んだりとか…。ほら柊くんとか」


今ごろそれを気づいたのか…

鈍いというかなんというか


「別にいいじゃない。恋人同士なのよ。」


「心配なんで早く帰りましょう!美里さん、早く車乗って」


もう!イライラする!


自分は昨日あんだけ楽しんでさ

美琴はダメっておかしくない?


昨日だって、あのあとご飯食べたあとも何回も何回も


せっかくの温泉旅行なのに、疲れが溜まっただけじゃない!!


あたしは車に乗り込むと、健一くんはものすごいスピードで車を走らせた


家に着くと健一くんはすぐに車を降りて玄関のドアを開けた


あたしも車から降りると


「やっぱり!!アイツの靴ありますよ!!!」


と健一くんが叫んだ


「もう!健一くんうるさい!近所迷惑でしょ」


あたしも声をあげるが、健一くんはそのままリビングに入っていった


あたしは玄関のドアを閉めてからゆっくりリビングに向かった


リビングでは健一くんがものすごい顔で晴翔くんに詰め寄っていた


「なぁ柊くん!もしかして、昨日からウチにいたのかな!?」


ハァ…

もう、ホントにこの人は


「ちょっと健一くん!やめなさい!」


あたしはそう言いながらリビングに入った


晴翔くんと美琴が顔を真っ赤にしながらこっちを見てる


ははーん、ここでエッチなことしようとしてたな?


初々しいというかなんというか

あたしも笑顔になる


それから、二人をからかって遊んでいたら

美琴と晴翔くんはコソコソと出かけて行った


夕方に美琴が帰ってきて、あたしの周りをウロウロしだす


これはあたしに何か話したいことがあるときに美琴がする行動だ


「美琴、晴翔くんとどこ行ってたの?」


仕方ないから聞いてあげる

話したくてしょうがないんでしょ?


「んー、まぁちょっとね」


よく言うわよ

さっきから嗅いだことのない匂いがしてるわよ


家のボディソープやシャンプーじゃない匂い


ホテルに行ってたんでしょ?


「なんか疲れたから部屋行くね」


美琴はそう言ってリビングを出て行った


ハァ…わかりやすいわね


あたしはため息をつくと、立ち上がり美琴の部屋に向かった


美琴の部屋を開けて中に入る


「それで?どうだったの?話したくてしょうがないんでしょ?」


あたしがそう言うと、美琴は顔を赤くして


「別に話したくてしょうがないわけじゃないわよ!」


「はいはい、わかったわかった。で?どうだったの?初体験は」


「別に大したことなかったけど、痛いし、恥ずかしいし…よくわかんない」


「そのわりにはいっぱいしたみたいね。さっきもホテルに行ってたでしょ?家のじゃないボディソープかシャンプーの匂いしてるわよ」


「だってそれは…アイツが…したいって…。それに誕生日だったし…」


「ね?あたしの言った通りだったでしょ?男って一度カラダを許すと…」


『サルみたいに求めてくる』


美琴とあたしはハモって言うから二人で笑った


「うん、ママの言う通りだった。でもね…」


「ん?」


「気持ちいいとかはまだわかんないけど…イヤではないかな…」


「そう…」


「心と心が重なるような……。そう…心はすごく気持ちがよかった…」


「へぇ…」


それは知らない…


たぶん本当に好きな人とできたらそう思うのかもね…


心が気持ちいいか…

いいなぁ…羨ましい…


嬉しそうに話す美琴を見て、あたしの心は落ち込んでいった




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