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俺の能力、便意操作なんだが  作者: ぬふへほ
白守美里の章
330/365

上条にお願いするの

「まぁそういうことだ…。スキャヴのことは俺に任せろ。どっちみち柊陽介は手を出せないんだからな」


上条は怒りを噛み締めてそう言った


「でも…、どうやってスキャヴと戦うつもりなの?」


「そんなもん、ハジキでズドンよ。あんまりそういうのは好きじゃねぇんだけど、まぁ仕方ねぇ」


「スキャヴの場所は?どこにいるかわかるの?」


「人探し専門のやつがいるからそいつに頼む」


どうする?

とりあえず上条に任せておけば、柊先輩は大丈夫か…


「安心しろ。最悪、熊谷ってヤツだけはキッチリ殺すから。そうしたら柊陽介にかけられた縛りも無くなるだろ?」


「え?そうなの?」


「いや知らねぇけどよ。普通そうだろ。縛りをかけた能力者が死ぬか能力が使えなくなると、縛りも無効になるだろ」


やっぱりそうよね

あたしもそう考えた


だから金守権蔵さんの能力を使えば…って


でも権蔵さんは能力を奪われちゃったし…


「その縛りさえなくなれば、柊陽介も暴れることができるだろ?」


「たしかにそうね…」


「だから俺に任せておけ」


今は上条に任せるのが最善手かな…


あたしはコクリと頷いた


「あ、でも…。一つお願いがあるんだけど…」


「あ?俺にか?」


「ええ…、あのね………」




次の日

あたしは柊先輩と一緒にまたこの病院に来た


柊先輩は受付の人と話し終わると、あたしの方を向いて


「4階だってよ。行くぞ」


と言った


2人でエレベーターに乗り4階に着くと、昨日と同じようにヤクザみたいな見張りがいた


その見張りは、あたし達を見ると


「どちらさんですか?」


と聞いてきた


柊先輩が


「上条に用があるんだけど」


と言うと、見張りの男は


「少しお待ちください」


と言って病室の中に入り、しばらくすると


「どうぞ」


と中に案内した


柊先輩とあたしは病室の中に入る


昨日と同じ、他にも下っ端のヤクザが数人立っていて、奥のベッドで包帯でグルグル巻きにされた上条が横になっていた


「よう上条。元気そうだな」


柊先輩がそんな冗談を言う


「あ?柊陽介…。お前なにしに来た?」


上条がギロリと柊先輩を睨んだ


「まぁ世間話はあとにして単刀直入に聞く。烏丸組を襲ったやつは誰だ?」


「あ?それがなにかお前に関係あんのか?」


「まぁ少し気になってな。6人組って聞いたけど、どんなヤツらだった?お前みたいな特殊な能力を使ったりしてたか?」


「なに言ってんだお前。真島一家に能力者なんていねぇよ」


「真島一家?」


「うちと敵対してる組だよ!お前抗争とかに興味あんのか?それとも冷やかしにきたのか?」


「それじゃあお前らを襲ったのって…」


「だから真島一家だって言ってんだろうが!そんなこと言わせんな」


上条はそう言うと、あたしをチラッとみた


そう、それでいいの

柊先輩にはスキャヴのことを悟らせないで…


あたしは柊先輩に気づかれないように小さく頷いた



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