関わらせたくないの
烏丸組の事務所に着くと、警察がたくさんいた
柊先輩とあたしは車を降りると事務所付近でウロウロしている、いかにも組の者ですって人に声をかけた
「おい、アンタ烏丸組のもんだろ?」
柊先輩がそう聞くと、その男は振り返りあたし達を見た
「なんだオメェら」
「そういうのはいいんだよ。誰に襲われたかわかるか?」
「え?い、いや…。俺は昨日ここにいなかったから……。なんか6人組の奴らに襲われたってみんなが…」
6人組か…
なんとなく氷室達スキャヴの線が濃くなってきた
「そうか…。上条はどうした?無事なんだろ?」
「カシラですか?カシラは無事っちゃ無事なんですが…」
「どうした?」
「ほとんど意識不明の重体で、病院に搬送されました。意識は回復したっぽいんですが、今は面会もできない状態でして…」
「そうか…。どこの病院だ?」
「〇〇ってとこの病院です」
「わかった。サンキューな。他にもなにかわかったら俺にでも連絡くれ」
そう言って柊先輩は連絡先を渡した
「よし、帰るぞ」
あたし達はまた車に乗り込み、車を発進させた
「とりあえず上条に面会できるようになるまでは何もできないな…」
ボソっと柊先輩がそう言う
あたしは頷くが、少しホッとした
今すぐどうこうってわけじゃないからだ
組織に戻ると、柊先輩は受付の人に
「〇〇病院ってところに烏丸組の上条ってやつが入院してる。面会できるようになったら連絡くれと病院に伝えてくれ」
と言った
それから何日か経った日だ
朝いつものように組織に着く
柊先輩はまだ来てないみたいだ
「如月さん」
あたしは誰かに呼ばれて振り返る
そこには受付の女の人が立っていた
「ん?どうしたの?」
あたしがそう聞くと
「あの、〇〇病院から連絡がありまして、上条さんと少しなら面会できるそうです」
と言った
あぁ…とうとうこの日が来たか
上条には悪いけど、まだ回復しないで欲しかった
「あの…柊さんに…」
「あ、あぁ、うん。柊先輩にはあたしが伝えておくから。ありがと」
「はい。お願いします」
受付の人が戻って行くと同時に柊先輩がアクビをしながら来た
「んー?なんかあったのか?」
眠そうな顔の柊先輩があたしに聞いてくる
あたしは咄嗟に
「いや、なんでもないですよ」
と言った
「そうなのか?ふぁぁ…じゃあ今日も仕事するか」
「はい!」
これでいい
とにかくこの問題は柊先輩に関わらせないようにしないと…




