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俺の能力、便意操作なんだが  作者: ぬふへほ
白守美里の章
324/365

晴翔くんが大変そうなの

「おい、ここどこだよ親父…」


晴翔くんが周りを見回してそう言った


テレポート能力で飛んできたのか


「お前!違うぞ!?変な勘違いすんな!?ここは組織の中だ」


柊先輩は慌てて弁解する


「嘘つくなよ!組織ってホテルの部屋みたいなとこなのか!?そんなとこに如月ママと…おい…」


「ち、違うって!バカ!外に出てみろ!そうすればわかる!!ほら出てみろって」


「オカンには内緒にしといてやるけどよ…」


「バカ!本当に違うっての!!」


なに2人でコントみたいなの始めてるのよ


「親父!内緒にしといてやるから、如月のこと頼むわ」


柊くんはそう言うと美琴を掴んでいた手を離した


「待って!ダメよ柊くん!」


美琴がそう叫ぶが、次の瞬間、晴翔くんはスッと消えた


呆気に取られていたが、状況を考えると、晴翔くん達になにかあったのか?


「美琴!なにかあったの!?」


あたしはそう美琴に聞く


美琴は震えながら


「柊くんが…烏丸組に……」


と小さな声で言った


「烏丸組!?なにがあったの!?」


「あたしのせいなの…。柊くんが危ない…」


「美琴落ち着きなさい!!なにがあったのかちゃんと説明しなさい!!」


あたしがピシャリとそう言うと

美琴はかいつまんで話してくれた


学校の先輩と揉めてること

その先輩を晴翔くんが殴ったこと

先輩のバックには烏丸組がいること


そして今晴翔くんが烏丸組に連れていかれようとしていたこと


話しを聞いていた柊先輩が


「白守!その烏丸組ってのの事務所どこにあるかわかるか!?」


と真剣な顔をして聞いてきた


「わかります」


「案内してくれ!すぐ俺の車で向かうぞ」


「はい!」


あたしは返事をしたあと、美琴の方を向く


「美琴。あんたはこのまま組織にいなさい。楓ちゃんにお願いするから」


「ママ…あたしも一緒に…」


「ダメよ!晴翔くんがなんで美琴をここに置いて行ったと思う?あなたを危険な目に合わせたくないからよ!それなのにまた連れて行ったら晴翔くんに顔合わせできないでしょ!?」


「でも…」


「晴翔くんは美琴のことをこれだけ想ってくれてるのよ!それなのにアンタは…。美琴はもっと素直になりなさい!!」


あたしがそう言うと美琴は涙を浮かべて何も言わなくなった


美琴…あなたは本当に幸せ者なのよ

好きな人にこんなに想われて


ホントに羨ましいって思うわ…


「美琴さん…。あのバカのせいでいつも心配かけてスマン。俺が首根っこ掴まえて連れてくるから、叱ってやってくれ」


柊先輩がそう言うと、美琴は小さくコクンと頷いた


それから美琴を楓ちゃんにお願いして、あたし達は車に乗り込む


「案内頼むな」


「はい」


そして車はものすごいスピードで走りだした





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