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俺の能力、便意操作なんだが  作者: ぬふへほ
白守美里の章
323/365

昔と変わらないの

あたしの告白に一瞬空気が止まるのを感じた


柊先輩はフッと笑い


「お前またそうやって…なに言ってんだよ」


と笑いながら言った


知ってた…

昔からそうやってはぐらかす…


「あたしはホントに…」


「アカリと結婚してだいぶ経つけど、最近はアカリも言ってくれなくなったなぁ」


それも知ってた

昔からそうやってすぐ彼女のことを言ってあたしから距離を取るの


だからあたしもふざけてる感じを出さなきゃいけなくなる…


「もう!先輩はまたそうやってあたしの気持ちを適当に流すんですね」


あたしはそう言って顔をわざとらしく膨らませた


「ハハハ、お前は昔から変わってないなぁ」


ホッとした表情で柊先輩は笑った


先輩も昔からなにも変わってないですよ

本当に昔から好きだったのに…


「でも、本当にどうするんですか?柊先輩は絶対に手を出しちゃダメなんですよ」


「んー。手を出すなって言われたけど、足は?足なら出していいってことにならないか?俺足の方が得意だし」


「それで蹴った瞬間死んだらどうするんですか!」


「じゃあアイツのこの能力を無効にできる能力とかあればいいんだけどなぁ」


能力を無効か…

金守権蔵かなもりごんぞうさんの能力なら…もしかして…


って、権蔵さんの能力は奪われちゃったんだ…



その時、あたしの中にある考えが浮かんだ

しかし、その考えはすぐにかき消した


ダメよ……。アイツは頼れない…


「まぁなるようになれだ。考えててもしょうがねぇ。アイツらが大人しくしてくれるのを祈るしかないな」


「でも…なにか方法が…」


「そう言えばよ…白守。お前にちゃんと謝ってなかったな…」


「え?なんのことですか?」


「俺のせいでこの組織での立場を落としてしまったな。給料も減るだろ?本当にすまなかった…」


柊先輩はそう言ってあたしに頭を下げた


「なに言ってるんですか!あれはあたしが勝手にやったことで…」


「脅したからな。でも晴翔が助かったのもお前のおかげだ。ありがとう」


「そんな…あたしはただ…」


「俺にできることがあればなんでも言ってくれ」


「……なんでも?」


「お、おう…。あっ!でも金よこせとかはキツいな…。俺にできることだぞ?」


「だったら…」


あたしの頭の中には邪な考えしかない

でも…そんなこと言えばまたはぐらかされる…


「じゃ、じゃあ一緒にご飯食べに行きたいです…」


だからこれが精一杯…


「ご飯?お、おう!そんなんでいいなら」


「あ!でもラーメン屋とか牛丼屋とかじゃないですよ!?もっとオシャレなお店で…」


「おう!わかった!調べておくよ」


そう柊先輩が笑った時だ


柊先輩の前に急に晴翔くんと美琴が現れた


「お、ちょ、晴翔!お前勝手に」


そう言って柊先輩は驚いた表情を見せる


「え?美琴!?」


あたしも突然すぎて驚きを隠せなかった






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