柊先輩が組織に戻るの
「ひ、柊!!なんでお前がここに…!」
柊先輩はスタスタと部屋の中に入ってくる
「ああ?俺は自分で自分のケツを拭きにきた」
「なんだと!?」
「スキャヴの連中を解放したのは俺のせいだ。俺の息子が死にかけてたからな…」
「お前の息子だろうとスキャヴを解放していいとはならん!如月美里にはそれなりの処分を…」
「俺が"組織を潰してでもスキャヴを解放させる"と言ったんだ!だから白守は悪くない。俺が脅した」
柊先輩…
あたしの目から涙が一粒溢れた
さらに柊先輩は続けた
「だからよ…。俺がこの件にケリをつける。俺がまたスキャヴ全員を捕まえてやるよ」
え!?
それはダメ!!
「ま、待って柊先輩!!それは…だって先輩は!」
「白守!黙ってろ!大丈夫だから任せとけ」
柊先輩にそう言われて、あたしはそれ以上言えなくなった
柊先輩は…もう…あいつらには…
「どうだクソジジィ?それなら文句はないだろ?」
「それはお前がまたこの組織に戻ってきてくれるということか?」
「おお、戻ってやるよ。嬉しいだろ?俺が抜けると言ったとき泣いて止めてたもんなぁ」
「フン。相変わらず減らず口ばかり言いおって」
「ただし俺が戻るのには条件がある」
「お、お前!お前が条件をだせる立場か!?」
「ツーマンセル…。俺の相方は白守にしてくれ。それが条件だ」
あたしの胸の鼓動が"ドクン"と跳ね上がる
「そうやってお前はいつも好き勝手に…」
「ダメなら暴れるしかねぇな。俺とスキャヴ…どっちが恐ろしいか今すぐにでも見せてやろうか?」
「お前それは脅しだぞ!!」
「さっさと決めろよジジィ。トップに立つものが判断遅くてどうする」
「わかったわかった!お前の言う通りにしてやる!このバカが!」
「あー!バカって言った!いけないんだー!」
「ふざけおって…。身を粉にして働いてもらうからな!!」
「わーったよ。じゃあジジィまた世話になるぜ」
「とにかくスキャヴの件は一刻も早くカタをつけろ」
「へーい」
「あとはそこの扉の弁償もしてもらうからな!」
「ふぇ?」
「あとはえーっと…」
「まだあんのかよ!」
「あとは…。戻ってきてくれて嬉しいよ柊…またよろしく頼むな」
「あぁ…、任せとけよ」
「フン。ではワシは失礼する」
総司令がそう言うと、声が聞こえなくなった
柊先輩はあたしの方を向きニコッと笑う
「つーワケで…またよろしくな白守」
この人は…
いつも余裕ぶってふざけていて…
それなのにとんでもなく強くて…
あたしのピンチに現れる
あたしが憧れた…
大好きな人だ




