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はじめてはキミと  作者: けむけむ〆
46/48

気まずい空気

パッポー

3分後…………。


なんだか自分のついた嘘が嘘になってなかったみたいで、ちょっと焦っております…。

はい……汗


「状況は整理出来まして?」


「う、うん……。」


「全く…。生徒会のメンバーを1人も知らないなんてこちらが驚きましたわ?」


「そうなんだ……。じゃあ、名前くらい知っといたほうがいいかな……」


「当たり前ですわ!」


喝を入れられそうな勢いで生徒会のメンバーの紹介をされた。


生徒会長 月影 (つきかげ りょう)


副会長 チャラ……じゃなかった、


弦乃(げんの) 春人(はると)


書記 海堂 碧海(かいどう うみ)


らしい。まぁまぁまぁ……!

かっこいい名前だこと……。


アヤメちゃんは生徒会の凄さなどを色々語ってるけど、取り敢えず聞き流しておこう…。


まぁ、名前は覚えたしいいよね……。


「あ!新しいデザートが出てきた!なんだろう……!」


「ちょ、ちょっと?聞いていたの?」


私はそんな事よりもデザートの方につられていた。

そして、舌の上でとろけるマンゴームースを堪能していた。

そんな私を、見ている人がいるとも気づかずに……。




ーーーーーー

んーー!

「美味しかった……!」

もう今日はこれだけで満足だ……。

というか、もう帰ってもいいかな……。


今は8時少し前。

パーティーは9時に終わるので、あと1時間程ある。

あぁ……。

ジュースでも飲みながら、二階のバルコニーでゆっくりしようかな……。


8時以降は大人も大勢来るらしく、料理も一段と豪勢になっていたが、さすがの私も満腹だったので、おとなしくジュースだけを取ってバルコニーで風に当たっていた。



このジュースの炭酸喉にえらいくるな…。

なんか、喉がぎゅーっとなる感じ。


「西川 ひなのちゃん?」


「え?」

フルネームで呼んでくるなんて誰だろう?

と思って振り返ると……。


「あ……。」


「一応顔は覚えててくれたんだね?」


「チャ……副会長」


「あれ?知ってたの?」


「えっと、最近知りました……。」


「ふふっ……そっか」


なんかここから抜け出したい気分……。

気まずいーー!

って思ってるのは私だけかもしれないけど…


「ねぇ、顔見せて?」


「えっと、嫌です」


「結構即答だったね。なんで?」


「いや、だって嫌な予感しかしないんで」


「なにそれー?うん、でも今までに出会ったことのないタイプの子だなぁ」


なんのタイプだ!

はぁ、本当にデザート食べたら帰っとけばよかった。


「そう言えば、女の子とは全員踊ったんですか?」


ふと疑問に思ったことを聞いてみる。


「そうだよ?だって女の子の希望には極力応えないとね?」


「そうですか……じゃあ、1人にしてもらってもいいですか?」


「うーん、それはちょっと無理かな?」


は??

いやいやいや!

それ一番簡単なことじゃない?


「凄い顔だね?でも、オレ女の子に誘いとか断られたことないんだよねー?」


「……で?」

全く一文字しか言葉が出ない。


「んー?だから、俺と踊ってくれない?」


「すみません無理です」


「なんで?」

そんな本当に不思議そうに聞かれても……。


「無理なものは無理なので、すみません」


「ふーん、じゃあ俺よりもデザートのほうが好き?」


「あ、はい!」


「ジュースは?」


「あ、好きです。甘いのが特に」

ってなんでこんな話になってるんだろう……。


「じゃあ、取ってくるよ」


「え?は、はい」

チャラ男ないし副会長はジュースを取りに行ってくれたみたい。


なんだかよくわかんない展開になってきた…



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