舞踏会準備
あぁ……
長い長い……なんと、8月5日までと言う超長い課外が終わった!
のは良いのだけれど、今日は舞踏会当日。
あぁ……後でレンタルしたドレスとか取りに行かないと…
はっきり言って面倒くさい。
まぁ、恋人がいる人は楽しいんだろうけどね
特に私の隣でニヤけてる人とかね……
「あぁぁぁあ!にやけが止まりませんわ!うふふふ……」
アヤメちゃんの周りにはお花が飛んでいる。
そして、ピンクオーラもスゴい。
「うっ……」
こうやって私みたいに殺られる人もいる…
まぁ、冗談はさておき……
「じゃあ、また後迎えに行きますわね!」
舞踏会は夕方からなので一旦家に帰って準備を整えてからもう一度学校に集合なのだ。
「うん、またね……」
少し引きつっていたであろう笑みを向けて、私は家に帰ってきた。
はぁ……どうしよ…
抽選結果はパーティーで発表される事になっている。
「はぁ……ん??」
家に荷物が届いていた。
「4個も一気に届くって……どういう事?」
そう思って一つ目を開けてみると、
[先輩?ドレスとかはきっと選んだと思うから僕からはネックレスをあげるね。
これでつけてきてなかったら僕怒るから覚悟しといてね〜?]
というメッセージカードとともに、
「うわぁ……綺麗……しかも、可愛い」
中には、ゴージャスすぎず、シンプル過ぎないプラチナを使ったネックレス。
首の前側に行くにつれて、チェーンが小さな花を形取った可愛いものにに変わっていき、丁度鎖骨の下のあたりには、そのお花の下からチェーンで繋がれたダイヤがぶら下がっている。
「ありがとう、唯君……」
アクセサリーまではレンタルしなかったからとてもありがたい。
二つ目の包みを開けてみると…
「ひなのちゃん、気に入ってくれるかどうかはわからないけど、ひなのちゃんのイメージで選んでみたよ。パーティーにつけてきてくれたら嬉しいな」
「聖夜さんだ!なかは何が入ってるんだろうか…」
紫色の光沢のある箱を開けてみると、イヤリングが入っている。
そのイヤリングはピアスっぽかった。
色はゴールドが上の部分、カットするのが難しかったであろう、ブラックダイヤが粒では無く、U字部分にそのまま入れ込まれて、バイカラー風になっている。
唯君のと合わせてつけると可愛さと大人っぽさが、丁度ミックスされたような感じだ。
次の包みは千里君で、
[この靴を履いて僕と踊ってほしい]
えっ……やっぱりあのバディの申し込み用紙はそういう意味だったの?
靴はそこまで高くない6センチヒール。
色はネイビーで後ろに白の小さなリボンが付いている。そして、ストラップ部分にはパールがついている。
ほー…
みんな高級……
なんだか開けるのがだんだん怖くなって来た
まぁ、次が最後だしね……
ど、ドレスだ……
誰が送ってきてくれたんだろう……
[ひな、今日は舞踏会だろう?きっとレンタルか、誰かに借りるんだろうが絶対にこっちのドレスの方がひなには似合う。ひなの為に作ったんだから当たり前か…
是非着てくれ。]
え……
なんでこの人が……
しかもオーダーメイドって…
ベアトップタイプで、おへその上までは純白のシルクできており、その下はクリーム色のAラインの裾が広がったタイプのシフォンドレスになっている。
みんな凄すぎでしょ……
凄すぎて文字で表現するのが難しいんだけだも……
まぁ、ありがたいけども……
ってか、こんなドレス着るんだったらもっと痩せとけばよかったな……
まぁ……いっか…取り敢えず着替えよう。
ピンポーン
「そろそろ来たかな?」
とドアを開けると、アヤメちゃんが立っていた。
「迎えに来ましたわよ〜……!!」
私の服を見て固まっている……
こんな高級な服やっぱり似合わなかったのかな…
「ぼそっ……綺麗すぎますわ……」
「なんか言った?」
「いえ、何も……それじゃあもっともっと綺麗にして差し上げますわ!」
「え?」




