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はじめてはキミと  作者: けむけむ〆
23/48

ブラックオーラ再び!

はい。

前回気付かないふりをしていたブラックオーラが今も漂ってきております……


「先輩?オレたちって親友だったっけ?」


ヒィィ!ブラック唯君降臨!

そうなんです……ブラックになると、一人称がボクから、オレに変わるんですよねー汗


「滅相もございません……はい」

そんな怒らなくても…

まぁ、イキナリ親友呼ばわりされてもね…


「じゃあ、オレたちの関係って何?」


「えっと…友達?かな…」


「ふーん?」

えっ⁉︎友達でもない系⁉︎

ちょっとショックのんだけどな…


「あの…その、じゃあ唯君はどう思ってるの…かな?」


「先輩がそう言うなら、友達なんじゃないかな?」

いや、そんなブラックオーラ全開で言われましてもね……


「ま、いいや。先輩にはちょっと押し置きが必要みたいだね?」


「は?いやいや、え??」

流石にそれは無くね?

え?なんか悪い事したのかしらん?

なんかテンパりすぎて、口調変わってるし…


「えーと…とりあえずゴメンなさい?」


「そんな疑問系で謝られてもオレが許すわけないよね?」


「うん……そうだね。……じゃあ、何すればいいの?」

私がこう言った瞬間ニヤリと微笑む唯君。


やっちまった……と思った時にはもう遅い。

結局この流れになってしまった。

本当にここに持っていくのうまいんだよね…唯君って、相当 Sだよね……


「はぁ…」

ため息を吐いていると、


「先輩に何お願いしよっかなー♪」

なんで音符マークを付けながら、ルンルンで考えている唯君。


「はぁ…」

そしてまた、ため息を吐くと、


「うーん……なかなか決まらないなー。先輩はなんかやりたい事ってある?」


えっ!

決定権もしかして私にある⁉︎


「えっと…家で一人でまったりと…」


「オッケー!って、そんな訳ないよね?」

期待させといて、ズドンと落とすんだね……


「じゃあ、何がいいのかな……?」

恐る恐る聞いてみる。


「うーん……じゃあ、映画見に行こ!」


「映画?それなら全然いいけど……」

以外と普通なんだけど……

普通すぎて怖いし……


「で、映画見た後は、先輩の手料理作ってもらう!」

そうくるか〜

まぁ、想像していたのよりは全然マシだし!


「うん。いいよ。いつにする?」


「じゃあ、次の今週の土曜日にボクの家の前に集合ね!あ、場所がわからないよね?やっぱりボクが迎えに行くから、きちんと準備しておいてね?」


「わかった。」


なんか、とりあえず機嫌が直って良かった。

一人称がちゃんとボクに戻ってるし。

私はその後、家に帰って、手料理の練習をした。やっぱり唐揚げはどうやって作っても美味しい。


今日は木曜日。

私の大切な人がいつも電話をかけてきてくれる日だ。

ニューヨークとの時差は14時間。サマータイム時は13時間だ。

どんなに忙しくても、私が寝る時間位になると、ケータイが鳴る。


ブーブーッ

ほら、やっぱりかかってきた。


「もしもし?」


「ひな、元気か?」


「うん、変わらずだよ。そっちは?なんか変わった事あった?」


「うーん。そうだな、部屋の目覚まし時計が壊れたから変えたくらいかな?」


「何それー?そんな事言わ無くてもいいし!」


「…そうだな。ひなは今日何してた?」


「えっと…今日は(しい)の好きな唐揚げを作ったよ〜。美味しかったよ!」


「そうか…。声を聞くだけじゃ、物足りないな」


「そうだね……」

こんな他愛ない会話が嬉しい。

でも、長くは続かない。


「MR.kouryo, it's time to go. (皇陵さん、もう行く時間です)。」

電話越しに呼ばれる声が聞こえた。


「OK. i'll go soon. (わかった。すぐ行く)。

ごめんひな、俺呼ばれたから……」


「うん、またね?仕事頑張って。」


「あぁ、また電話する」

少しの名残惜しさを残して、電話は切れた。



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