メールのギャップとプレゼント
ふぅ…疲れた…
「何だかあっという間だったな」
楽しかったけど、本当に良かったのかな?
あんなに買ってもらって……
まぁ、考えても仕方ないよね。
お風呂でも入って、早く寝ようっと。
ブーブー
携帯のバイブ音が響く。
「?誰だろ??」
スマホを見ると、柊 千里という人からメールが来ていた。
こんな人にメアド教えたっけ……
とりあえず見てみよう。
[ちゃんとメールが届いているか、とりあえず確認したい。気がついたら、メールして欲しい]
「もしかして、黒髪君?きっとそうだ!メールするの忘れてた」
ん?忘れてた?
何で黒髪君、私のメアド知ってたんだろ…
とりあえず聞いてみよう!
[ちゃんと届いてます。隣の席の方ですよね?メールが来ていたのでビックリしました。どうして私のメアド知ってたんですか?]
ブーブー
「あっ来た!」
[驚かせたならすまなかった。メールアドレスは唯に聞いたんだ]
[そうだったんですか。分かりました。それではまた明日]
お風呂に入りたいし、何で唯君に聞けたのかは、わからないけどこの辺で終わろう。
[あぁ。また明日。あと、おやすみ(^^)]
ッあはは
顔文字つけるなんて……
あの、仏頂面の黒髪君が……
はっきり言って、ウケる。っていうか、ギャップありすぎでしょ……
そんな事より、早くお風呂に入ろう。
そうして、私はお風呂に入ってリラックスして、それからベッドに入って寝た。
疲れてたせいか、爆睡した。
チュンチュン
あぁ、今日もスズメの声で目が覚めた。
「うぅーん…ふぅ」
大きく伸びをする。
「昨日はいろいろあったなぁ……」
は!いけない……
早く学校に行く準備をしないと!
ピンポーン
玄関のベルが鳴る。
「誰だろ……」
とりあえず着替えなきゃ!
「ちょっと待ってて下さーい」
そう言って私は速攻で着替えてドアを開ける
「宅配便でーす。サインお願いします」
え?
「あの、頼んでないんですけど……誰からでしょうか?」
「柊 唯様からです。」
あっ…もう届いたんだ。
「すみません。受け取ります」
すばやくサインして、宅急便のお兄さんが去って行くのを見送ってから家に入る。
「こんなにもらっていいのかな……」
そう思いながら、バッグがかさばって、段ボール二つ分になってしまった荷物を開ける。
「えっ…これ!」
二つ目の段ボールに入っていたのは、私が昨日見つけたペアウォッチの、ピンクゴールドの方だった。
「嬉しいけど、貰いすぎじゃ……。あっ、手紙だ」
そこには、唯君からの手紙が入っていた。
[先輩、荷物届いた?まぁ、届かないとこの手紙も見れないと思うけど。
まさか、また貰いすぎて申し訳ないとか思ったりしてないよね?]
ず、図星…。
[この腕時計は、先輩の為だけに買ったんじゃないよ?もしかして自惚れてたりして…
僕もこの時計のデザインは気に入ったから買ったんだよ。でも、ペアだったから先輩に片方をあげただけ。]
そうなの……かな?
気、使ってるだけじゃない?
[それでもまだ、申し訳ないと思うなら、その腕時計学校に、つけて来て?まぁ、僕もつけてるかはわからないけどね〜。じゃあまた学校で 唯より]
嬉しいけど……
すっごく嬉しいけど…
こんなにもらっていいのかな…
「やばっ!遅刻する!」
そんな事を考えているうちに、家を出ないといけない時間になってしまった。
ピンポーン
「今度は誰!」
半ギレ状態で玄関のドアを開けると…
「先輩ー、おはよう」
そこには笑顔の唯君が立っていた。




