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破壊神と呼ばれた私は!  作者: 米田いすき
第一章 幼き母と子守唄
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第16話 今日の夜は長いね


 助けること自体は容易い訳ではないがどうにかならないこともない。だが全てに力を貸してしまえば根本的な解決にはならない。

 それに俺に利益がないことを全力でやる気もない。それでもやけに突っかかってしまったのはどこか思うところがあったのかもしれない。

 まぁ、どれも、全部どうでもいいことだな。



「で、どこから話しを聞きたい。」


 とりあえず女を連れて広間に来た。さっきサーシャに食わせたスープの残りと焼いた肉を2人で分ける。まだ夕飯を食べていなかったので少し遅めになったが晩飯だ。


「んー…」


 手を合わせる仕草の後、早速肉に齧り付きスープに手をかけて食べている女。女用に大きめに切り分けたサイズの肉がもう半分か、はえーなおい。


「サーシャちゃんっていくつなのかな?」


 何を聞かれるかとやや身構えていた手前、想像してなかった言葉に思わず口に含んだ水を吹いた。


「そこか⁈」


 他にも色々あるだろ気になるとこ!お前何も知らねーはずだろ⁈不死鳥とか神子とか!!と、ツッコミを入れたいが言いたいことがありすぎるせいか声にならない。

 とりあえずもう吹かないように食べ物と水は一旦置いておいた。


「んー、だって途中の喋り方がなんだか急に大人っぽくて不思議だったし…かと思ったらまた可愛く戻ったし。」


 吹いた水を慌てて拭いてるこっちなど気にもせずに飄々と飯を食らい続けている女。

 大きめのため息が出てしまった。


「それは普通に本人に聞けよ…」


 確かにそれもそうだね、とまた勝手に納得している。それでいいんなら最初から聞くなよ。やや殴りたくなった。

 この女と暮らし始めて二月は経ってない頃だろうが少し分かってきた事がある。こいつは大分アホである。


「…とりあえず順番に説明するからわかんねぇ事があったら聞いてこい。」


 頬袋をパンパンにして頷きつつ親指を立てて了解の意を向けてくる。

 アホに加えて能天気も追加しよう。まじでなんだこいつ。


「はぁ…いいか、この世界には12の大陸とそれぞれに12の神がいる話はしたが覚えてるよな?」


 肯定の意味なのか頭を縦に振っているのは良いが誇らしげにしているのは何なのか。そんな大前提で当たり前の知識で偉そうにするなと怒らないだけありがたく思って欲しい。


「今俺らがいる大陸と神の名前は?」


 慌てて口をモゴモゴと動かし水を煽る。誰も焦らせてないだろうに喉詰まらせても知らねえぞ。


「んぐ。ん゛っ、ゴクンっ…プハッ、ふぅ…えっと…第三大陸、の、ガイア…様だった?」


 一応今まで教えた話は覚えているらしい。そこまでバカじゃなくて安心した。


「ガイアはなんの神だ?」


「え゛っ」


 完全に目が泳いでいる。コイツやっぱダメダメじゃねーか。歪む口元をなんとか抑えながらもう一度教えてやる。


「…いいか、今回で覚えろよ。ガイアは大地の神。母なる神様、母神だ。命あるものを産み育む神だ。」


 一生懸命頭を縦に振っているがちゃんと知識として入っているのか不安なところだな。


「そもそも神の役目はなんだ?」


「え…っと…召喚する時にOK出す?」


「他には?」


 またもや目が泳いでいる。こいつの頭の中の大半は食に支配されているので仕方がないのかもしれない。


「…神は世界の調和を正す役目を担っている。世界が滅びそうになれば手を貸すし、人々を助ける。だが普段は世界に手を出してはいけないというルールがある。直接手を出すのは己の大陸か世界が滅びそうな時のみだ。」


 なんとな〜くそんな事聞いた気がするな〜という顔をしながら微かに頷いている。

 ここまではちゃんと話したはずだぞおい。


「でもそれだとあまりにも神は無干渉になってしまう。そこで一つ抜け道を作ったんだ。」


 今度も聞いた覚えがないからか目が泳いでいるが安心しろ。ここからはまだ話をしてないからその反応で間違ってない。


「神はそれぞれ自分の大陸の中から己の力を分け与えた者を作り出すことにした。己の大陸の中から一人選んだ人間を、自分の代理者として神子と呼ばれる存在にする。」


 合点がいかず魂が抜けてた中、ようやく話が繋がったのか左の手のひらを右の拳で叩くジェスチャーをしている。なんだその動き。


「もしかして…サーシャちゃん…?」


 今度はこちらが頷き返す。アホはアホでも会話できるレベルのアホで良かった。蜘蛛に魔法薬の調合を教えるよりはまだ苦労しない程度の会話はできそうだ。


「神子というのは大陸で唯一、神の声を聞き、神に声を届けることができる存在だ。そして神の力を使える存在。神子である者は身体の何処かにそれぞれの神を象徴するアザがあると言われている。それがさっきサーシャが見せてきた腹にあった鳥のアザだ。ガイアの象徴は不死鳥。サーシャが持ってるあの卵だ。」


 また理解する事に苦しんでいるのか完全に食べる手が止まっている。それでも手にスプーンと肉が握られたままなのがなんとも言えないが。


「神子という存在はとてつもないレアなんだよ。そもそも神の力を分け与えた人間なんて最高神くらいにしか創れない。どの時代のどの大陸にも必ず神子は1人ずつ存在しているが、逆に言うと、どの時代でも神子は世界中で12人しか存在しない。神と人との唯一の繋がりだ。どの大陸のどの国も絶対に丁重に扱うのは当たり前だな。人からすれば神子は神と等しい存在だ。」


「じゃぁ…なんでサーシャちゃんは奴隷だったの?」


 驚きで少し身体が止まった。こいつ、こういう時だけ鋭いのかよ。


「…それは俺も知らねぇよ。神の力を手にしようとして二つの国が神子を取り合う戦争を起こした結果、両国が消え去ったなんて話も残っている。なのにこんな扱いをしたって事は、よほどのバカか、計画に自信のあるバカか、自意識過剰のバカなんだろう。」


「つまりバカなんだね。」


 返事はせずに鼻で笑って冷め始めたスープを一口飲んだ。


「見たところサーシャはまだ完全には神子の力に目覚めていない。ただ神に導かれるまま俺たちのところに来たんだろ。サーシャの身を保障しつつ、神子を良いように使おうとした者に制裁を加えられる人間に預けたというわけだ。」


「…サーシャちゃんに言ってた、私たちの事を聞いてきたんだろ、ってのはガイア様に聞いて来たってこと?」


 返事をせずにまた一口スープを口にした。


「身勝手なもんだよな。結局は全部俺たちに放り投げるだけじゃねぇか。過去4000年近く、神が直接手を下したのは世界中でたった5回だけだと言われてる。それも遥か昔の話だ。誰も覚えちゃいねぇよ。」


「神様が直接手を出すのはそんなに珍しいのに、それでも神様が怖いの?」

 

 面白いところに気がつく女だ。本当に変わった奴。それが異世界から来た奴の性質なのか、

この女の性質なのか。俺にはまだよく分からない。


「誰も6回目になりたくないんだろうよ。この世界のほとんどの人間が神の存在を直接知ることはなくても、神がいる証拠は全員知ってるってことだ。」


「証拠?」


「サーシャだ。」


「…みこの存在?」


 いつもの夜の勉強会のように地面に字を書きながら教える。


「神の子と書いて神子だ。神の子として認められた人間の力は到底ただの人間では太刀打ちできない。さっきも言っただろ、こいつらは神の代理者であり代弁者。人間からすりゃ神そのものなんだよ。」


 やっぱあんまり分かってねぇなこいつ。しげしげと俺の字を眺める様子にまた一つため息を吐く。

 ま、初めて会った神子が力にも目覚めてない年端も行かねえガキだからピンと来ないんだろ。見た中で神の力っぽいものと言っても不死鳥くらいだし、それで納得しろってのも無理な話だ。


「とりあえず俺たちはこれからサーシャの奴隷印を消すために行動する必要があるってわけだ。サーシャが飛んできたって方向はこっちだって言ってたよな?」


 理解してようとしてまいと話を進める必要があるので空中に魔法で作り出したマップを広げる。光る線で描かれたマップには自分たちの現在地である蜘蛛の森と、それを囲むように崖。それを越えた先に幾つかの国がある。

 その中のある方角、一つの国がある場所を指さす。それを見て少し考え込んでから女が頷いたのを見て話を進める。


「サーシャがいたのはおそらくグズリアという国だ。〈労働国家 グズリア〉またの名を〈奴隷国家 グズリア〉だ。」


「奴隷…国家…?」


 部屋の中に広がるようにゾワリとした気配が広がった。それと同時に女の手に持っていたスプーンが折れて握り潰される。机にパラパラと散らばるスプーンだったものを見てこいつと握手するのは絶対やめようと思った。


「おい、殺気を出すな。」


 自分の背筋に走った寒気を無視しながら話を進める。何事もないように振る舞っているがこの俺が背筋に寒気を感じたことに驚いた。本能的にこいつと戦えばまずいということを身体が認識しているんだろう。今の俺は、な。


「お前なぁ、国の通り名出しただけで殺気を出すなよ。この国の説明を聞きたいなら教えてやるが、今みたいに無駄に怒りを覚えるならやめとくぞ。」

「聞きたい。」


 瞬きの間もない程の即答にまた呆れる。

まぁ流石にブチギレたとしても1人で乗り込むほどバカでは無い…か。


「第三大陸ガイアにはいくつか国があるんだが、その中の一つ、グズリアという国は山に囲まれて海にも面してない。そして痩せ細った土地から作物もあまり取れない国だった。そんな貧しい国が何か名産を作らねばならないと考えた時、その国の王はバカな事を考えた。」


 奴隷…といつもより幾分か小さく呟いた声に首を振って否定をする。もしも最初からそんな事をしていたなら今に来るまでにとっくに国は無くなっていただろう。


「違う、初めは奴隷じゃなかったんだ。国民を労働力として他国に貸し出すことを始めただけだった。安い賃金でいくらでも働く人形としてな。だがそんなもん長く続くわけがない。人の体力も精神力も底がある。沢山の人が過労で死んでいったさ。そこで考えたのが壊れても良い人形だ。」


 一息ついて女の方を見る。怒りを覚えているようだがどうにか押し込めているらしい。押し込めきれていない殺気が少し漏れてるが。


「国で産まれた子供は長男長女以外全て国に差し出す、という法律を作りやがったんだ。…バカなこの国はそこで国民を奴隷にすることにしたんだよ。」


 また殺気が漏れ出るかと思ったが存外何も来ない。女の方を見ると何もない下を向いていた。


「…サーシャちゃん、辛い思いしたのかな。」


 今まで聞いた中で1番小さい消え入りそうな声だった。


「辛い思いして頑張って抜け出してきて、なのに友達を救うために、また戻りたいって言ったのかな。まだあんなに小さい子なのに。」


 こいつ、先ほどまでの怒りはどこにやったのかと思えば、それを塗りつぶすくらい自分に関係ない他人のために悲しんでいるらしい。とことん変わった奴だ。


「国の問題は国でしか変えられない。俺らにできることは少ないって事だ。いいか、絶対に変な気を起こすなよ。持ち主のいる奴隷に手を出せば俺らは重犯罪者になる。それを忘れるな。」


「じゃあサーシャちゃんのお友達はどうするの?」


 押し殺すように絞り出された声は少し震えている。感情を出さないようにはしているらしいが、下手なことを言えばこいつが怒り狂う可能性が高い。


「抜け道がないわけじゃない。」


 とりあえず適当に誤魔化そう。正直、俺はサーシャ以外はどうでもいい。上手くいったら、くらいのつもりでしかない。

 ただサーシャが己の意思で俺に力を貸してくれなければ意味がないので下手なことはできないとも思う。それが神子のめんどくさいところだ。もし恨みを買ってしまえば手を貸してはくれなくなるだろ…


「うぇっ⁈」


 いつの間にか鼻と鼻がくっつきそうな距離で女が俺を見ていた。


「な、なんだよっ!」


じぃ〜〜ーっ


「な、なんか言えよ!」


じぃーーーーーーーーー〜〜っ


 じっとりとした目が離れることなく見続けてくる。琥珀色をした獣の目が捕食対象を見つめているようで、ただただ寒気が止まらない。


「マイくん、意外と嘘下手。」


 はぁ⁈何言ってんだこいつ!!と思いつつもドクドクと動悸がしている。


「ちゃんとサーシャちゃんの仲間助けて。」


更にドキッと心臓が打ったが平静を装う。


「別に見捨てるとは言ってないだろ。」


 目を逸らしつつ流れそうになる冷や汗をなんとか止める。助けるとも言ってないがな。


「でも助けるとも言ってくれない。助けて。絶対ちゃんとどうにかして。」


 またドキッとする。なんでこう言う時だけ鋭いんだよこいつマジで。これ以上、脈打ったら心臓がおかしくなりそうなんだが。

 一切逸らすことなくこちらを見る圧が凄い。目力がエグい。琥珀のようにキラリとした目と縦長の瞳孔が獲物を見据えた獣の目にしか見えない。


「じゃないと私一人で行って一人で全員連れて帰ってくる。勝手にやっていいの?」


 やめろ!それは困る!そもそも入国すらできないとは思うがこいつの底力は計り知れない。全力で暴れれば検閲すら力技で突破するかもしれない。こいつのことだ。はったりとも言えないし確実にやる。

 たった42日の付き合いだが多少分かってきている。分かっているからこそ確証がある。こいつならやる。


「私はバカだから何もわかんない。だから正面から国に突っ込んで全力で暴れまわってから帰ってくる。それでもいい?」


 下手すりゃ全部パァになるじゃねぇか!怖いこと言うなバカ!


「お、落ち着け、いいか。仮に奴隷を解放したとして、奴隷印はどうする。全員ここに着くまでに躾魔法は発動されるだろうし、執行されてしまえば何人が死ぬかわからないぞ。」


 流石の女もそれは本望じゃないのかまた苦い顔で唸っている。下手に言質を取られるのだけはどうにかしたいので何とかここら辺で誤魔化されて欲しい。


「マイ君ならどうにかできる?」


「できない。無理だ。」


 うわ、またあのじっとりとした目だ。圧をかければ何とか出来ると思われたら負けなのでここで折れるわけにはいかない。


「嘘。」


「嘘じゃねぇよ!考えてみろ、俺はただの子供だ。そんな子供が国ぐるみでやってることをどうにか出来るはずがないだろ!」


「前に中身は子供じゃないって言ってた。やっぱ嘘つき。」


 なんで教えた国のことは覚えてないのにこういうことは覚えてるんだよ!!


「…いいか、仮にどうにか出来るとしてだ、俺らになんのメリットがある?リスクしかねぇだろが。それに今の俺だとサーシャの仲間のことで限界だ。それもあまりに数が多ければ無理になる。その他の奴隷のことは絶対に無理だ。」


 まだ何か言いたそうにはしているがじっとりとこちらを見つめるのはやめたので少しホッとする。

 俺だからいいものの、普通の子供にそんなことしたら絶対泣き喚くからな。むしろ一回泣き喚かれてショック受けて立ち直れなくなった方が静かになっていいかもしれない。


「お前がどれだけ俺の力を過信してんのかは知らないが俺も万能じゃない。そこを勘違いするんじゃねぇよ。」


 どうにか言い返したいのか頭を抱えているが何も思いつかないのだろう。そんな風に唸ってもどうしようもないだろが。


「私がもっと強ければどうにかなった?」


 本当に毎回毎回ため息が出る。こいつはどうしてもサーシャを助けたいらしい。赤の他人のことなのによくやるよ。


「お前が強いのは分かるがそれは物理的な話だろ。これは頭の強さがいる問題だ。お前一人で太刀打ちできる話じゃねえよ。諦めろ。」


 今度は唸り声すら出せないらしい。そんな悲しそうな顔をしても俺の心は揺れないぞ。


「…私はこの世界の国のことはまだあまり知らない。だから余計な口を出す権利はないことくらいわかってる。」


 少しの間、言葉の意味を理解するのに時間がかかった。多分今俺の目は丸くなってるだろう。想像していた何倍も利発な答えで驚いた。

 こいつのことなら駄々をこね始めるかと覚悟していたのだが思いの外あっさりと了承したな。


「マイくんにお世話になってることも、今の私に力がないことも、理解してるつもり。マイくんに全部、おんぶに抱っこ。でも、私は目の前に助けられる人がいるなら助けたい。私の持てる力全部使って助ける。もし私の力で少しでも可能性が上がるならいくらでも使って欲しい。それが今私が出来る最善の手。」


 こちらを見つめる瞳が今までで一番キラリと光った気がした。


「マイくん。信じてるよ。」


 …信じてる、か。久々に聞いた言葉だ。よくもまあそんな臭いセリフを安く吐くもんだ。

 まだたったの40日そこらの付き合いだ。それも四六時中一緒にいたわけでもない。つくづく思っていたがバカな女。本当にバカみたいな女だ。本当に、


「反吐が出る…」


 ピクリと女の耳が動いた。小声にもならない言葉だったが聞こえたんだろうか。


「…そうだとしても。」


 やはり聞こえたらしい。返事らしき言葉を小さく呟いてきた。そして逸らすことなく輝く瞳をこちらに向けている。さっきの獲物を見据える目ではない。まるで俺の心の奥底を見られているようで居心地が悪くなる視線。


「…さっさと飯を食え。今日はもう休む。」


 そこからは無言で飯を掻き込む。すっかり冷え切った飯だったからか喉につっかえてうまく飲み込めない。ただの気のせいだろうか。


 渋々といった形で新しいスプーンを使って飯に手をつけ出した女がまた小さく呟く。


「信じてる。」


俺はその言葉に返事をしなかった。


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