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サアアア…
広大なコスモス畑の真ん中に、私は佇む。
サアアア…
生暖かい風が、コスモスを何度も揺らしていく。
サア……
風がぴたりと止む。するとふいに、背を向けて立つ誰かが目の前にいて。よく見るとその人は、私のお気に入りの白いワンピースを着ていた。それにその後ろ姿は、何処と無く私に似ている気がした。
「貴女はもしかして─…」
私がその後ろ背に声をかけると、その人は私の方に振り向いた。
そこにいたのは私、だった─…
サアアア…
広大なコスモス畑の真ん中に、私は佇む。
サアアア…
生暖かい風が、コスモスを何度も揺らしていく。
サア……
風がぴたりと止む。するとふいに、背を向けて立つ誰かが目の前にいて。よく見るとその人は、私のお気に入りの白いワンピースを着ていた。それにその後ろ姿は、何処と無く私に似ている気がした。
「貴女はもしかして─…」
私がその後ろ背に声をかけると、その人は私の方に振り向いた。
そこにいたのは私、だった─…
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