前へ目次 次へ PR 4/5 4 サアアア… 風がコスモスと、目の前の私の長い髪を揺らし過ぎていく。 「わ…たし?」 私は独り言のように、目の前の私に言った。すると。 「いいえ、私は貴女じゃないわ。私は貴女の妹よ。いや…妹になる予定だった…かな」 「…どういうこと?」 「つまり、私と貴女は双子。私は生まれることができずに死んだ貴女の片割れよ」 「そんな…」 そんなの、初めて聞いた。両親から双子の妹の事なんて聞かされていない。 「お姉ちゃんあのね─」