前へ目次 次へ PR 2/5 2 「──…はっ!」 目が覚めると、私はベッドの中にいた。息を上げ、冷や汗をかいていた。あのコスモス畑に行くと…あの夢を見た後は、私はいつもこうなる。 「ほんと、なにこの夢…」 額の汗を手の甲で拭いながら、私はゆっくりと体を起こす。 サアアア… 『貴女はもしかして─…』 コスモス畑を通り過ぎる生暖かい風の音と、私の声が耳奥で思い出される。 「…『貴女』って誰?夢の中の私は何を知ってるの?」 私は心の中で自分に問うた。