第7章:冷血と石
グロムが掘ったトンネルは、圧縮された土と湿気の肺のような場所だった。一歩進むごとに、その暗闇の経路は彼らを締め付けてくるようだった。
先頭では、土竜の獣人であるグロムが強迫的なほどの正確さで掘り進んでいた。鋼鉄のシャベルのような彼の巨大な爪が、催眠的なリズムで岩を削り取る。
カエルとヴェインが中央を進み、ローチ・マンが最後尾を務める。天井を這う彼の足のクリック音が、迫り来る終末のメトロノームのように響いていた。
ヴェインがカエルと歩調を合わせ、掘削の騒音を切り裂くような鋭い囁きに声を落とした。
「よく聞け、キメラ」フォックス・マンは言った。その目は泥の中の硬貨のように暗闇で光っている。「お前の『ベア』の変異は大量破壊兵器だ。混沌としており、制御不能だ。状況が絶望的な時にだけ使え」
ヴェインは少し立ち止まり、カエルの腕を掴んだ。そのグリップは鋼のように硬い。
「可能なら、引き金を引く前に私に相談しろ。最初の小競り合いで全ての手札を見せる必要はない。それに、率直に言って……君に対してまで背後を警戒するような事態にはなりたくない。この墓場で我々を生かしているのは、奇襲という要素だけなんだ」
カエルは頷き、本能的にナイフの柄に指を触れた。
それは単なる戦術的な命令ではない。カエル自身が誰よりもよく理解している警告だった。
ベアの血の味と、あの盲目的な激怒の残響が、未だに彼の思考を蝕んでいる。
「分かった」彼は素っ気なく答えた。
彼らは何時間も歩き続けた。地の底を進む無言の巡礼は、カエルに自分が何者になりつつあるのか、その重みを処理する時間を与えた。
ついにグロムが立ち止まった時、モグラの獣人の呼吸は、埃にまみれた重い喘鳴となっていた。
「防壁の反対側に出たぞ」生物は嗄れた声で言い、硬い岩壁を指差した。「どう進む?」
ヴェインの戦術的頭脳はすでに変数を計算していた。
「左上へ掘れ。少なくとも20メートルの高さが欲しい。我々の位置を晒す前に、エリアを観察する必要がある」
作業は過酷を極めた。
第6区画のメイン通路の真上に浮かぶ小さな自然の空洞にようやく出た時、ヴェインは停止を命じた。
「眠れ」彼は資源の配分を知り尽くした将軍の冷酷さで言った。「降下には、最後の一滴までエネルギーが必要になる」
カエルは落ち着かない眠りに落ちた。
影と咆哮、そしてアナベルの庭の土の香りが絶えず血の悪臭に汚染される夢。
再び目を開けた時、そこには絶対的な静寂があった。ヴェインはすでに起きており、岩床の小さな裂け目にしゃがみ込み、眼下で起きていることを熱心に観察していた。
「状況は?」カエルは寝起きのくぐもった声で尋ねた。
「クリアだ」ヴェインは振り向かずに答える。「トンネルの出口から20メートルのところに、見張りが二人だけだ。要塞の正面入り口は無防備に見える」
彼は身を起こし、その分析的な視線で部下たちを見渡した。
「ローチ、お前が先に出ろ。天井に留まり、死角を見つけろ。グロム、お前はここで地中に待機し、奴らの逃げ道を塞ぐ準備をしておけ。私とキメラは、一緒に飛び降りる」
ヴェインはカエルに歩み寄った。
「犬の獣人の方は生かしておく必要がある。情報がいるからな。だが、毒蛇の獣人の方は……やれ。その毒は、お前の化学反応にとって有用な追加要素になるだろう」
カエルは頷いた。心臓が軍用メトロノームのような規則正しさで打ち始める。
ヴェインが床をリズミカルに叩き、岩を伝わる振動のモールス信号でヴァイパーの正確な位置をグロムに伝達した。
そして、2分間の息詰まるような沈黙。
ついに、口笛が鳴った。
眼下のトンネルの空気を切り裂く、鋭く突き刺さるような音。
見張りたちは即座に最高警戒態勢をとったが、その数秒の混乱が致命的だった。
天井の影からローチ・マンがドッグ・マンに向かって真っ逆さまに落下する。迅速かつ致命的。見張りが武器を抜く隙すら与えず、地面に押さえつけた。
同時に、グロムが床から爆発するように飛び出し、巨大なシャベルのような足でヴァイパー・マンの足首を挟み込み、逃げるチャンスを完全に断った。
恐怖を感じる暇はない。カエルは虚無の呼び声を感じた。
穴から飛び降り、膝を曲げて衝撃を吸収しながら鋭い音と共に着地する。一瞬遅れて、ヴェインの滑らかな体が、壁から剥がれ落ちる影のように無音で彼の隣に着地した。
カエルは罠にかかったヴァイパー・マンに到達した。
慈悲も、躊躇もない。
彼の刃は鱗に覆われた顎の下に外科的な正確さで沈み込み、獣がシューと威嚇の音を立てる前に脊髄を切断した。
ヴェインを見ることもなく、カエルは死体に身をかがめ、まだ温かい肉に歯を突き立てた。
味は、ベアやウサギの時とは全く異なっていた。
金属的で、酸っぱく、化学的に焼けるような味。
この変異は爆発ではなく、浸透だった。
カエルの骨が微かにきしみ、よりしなやかな姿勢へと変化していく。
ネズミの毛皮が乾燥し、塊となって抜け落ちると、皮膚から滑らかで氷のように冷たい鱗のネットワークが出現した。
顎の後ろの腺が痛みを伴って腫れ上がり、毒素で満たされていくのを感じる。瞳孔は冷酷な縦の切れ長へと狭まった。
ヴェインはその急速な変化を臨床的な目で観察し、近くで拘束されているドッグ・マンの命乞いを無視した。
「違いが分かるか、キメラ?」狐は囁いた。「ベアは密度の地震だった。だが、ヴァイパーは神経と鱗と化学物質の絡み合いにすぎない。統合すべき質量が少なく、解剖学的構造の破壊も少ない。これは衝撃ではなく、外科的ストライキだ」
カエルは頷いた。
二股に分かれた舌が空中にチロチロと動き、ドッグ・マンから放射される恐怖の悪臭を味わう。ヴェインの言う通りだ。よりクリーンで、より速い変異。
しかし、彼の脳に侵入し、すべての感情を消し去って純粋な捕食的計算に置き換えてしまったその『爬虫類の冷酷さ』は、ベアの激怒よりもさらに彼を怯えさせた。
この氷のような感覚には、あまりにも簡単に慣れてしまいそうだった。
その身の毛のよだつ光景を目撃したドッグ・マンは、気絶寸前だった。
「答えろ」ヴェインは、カエルが変貌した悪夢のような生物に武器を向けながら、シューッと息を吐いた。「誰がこの区画の指揮を執っている? 言わなければ、このラット・ヴァイパーに、お前が想像すらできないような最期を迎えさせるぞ」
囚人は震え、息を詰まらせたうめき声が喉から漏れた。
「ポールだ……」彼は息も絶え絶えに囁いた。「ポールが要塞を乗っ取った……」
ヴェインが凍りついた。彼の計算高い視線が、ほんの一瞬だけ揺らいだ。
彼はそれ以上一秒も無駄にしなかった。再び口笛を吹く。従順で機械的なローチ・マンが残りの仕事をこなし、暴力的なひねりでドッグ・マンの首の骨を折った。
トンネルは再び静寂に包まれ、カエルのシューシューという呼吸音だけが響いていた。
純粋な意志の力で鱗を後退させ、毒腺を縮ませて、元のネズミの姿に戻る。
逆の移行は彼を汗だくにさせ、激しい震えをもたらしたが、ヴェインの意識はすでに別の場所にあった。
フォックス・マンは血まみれの手袋を拭きながら、振り返ることなく死体から歩き去った。
「グロム……聞こえたか? ポールだと」
モグラの獣人が穴から完全に姿を現した。その変形した顔は、純粋な混乱の表情で歪んでいる。
「あり得ない。ポールは第2区画のボスだぞ」
カエルは湿った壁にもたれかかりながら、立ち上がろうともがいた。
まだ骨が痛み、血の中で毒が焼けるような余韻が残っている。
「ヴェイン……そのポールってのは誰なんだ?」
ヴェインは立ち止まり、遠くの残響を捉えようとするかのように、尖った耳を微かにピクピクと動かした。
「彼は第2区画の主だった。もし本当に奴なら、もし同一人物なら、状況は変わる。戦う必要はないかもしれない。交渉できる」
フォックス・マンは言葉を切り、視線を暗闇に固定した。
「だが、私とグロムが疑問に思っているのは、なぜ奴が第2区画を放棄して、わざわざこの第6区画の底まで押し入ってきたのかということだ。何か壊滅的なことが起こったに違いない。ヒエラルキー全体を崩壊させるような何かが」
グロムが同意の唸り声を上げた。
有毒な霧のように、疑惑が空中に漂っている。
「無駄口を叩いて息を浪費するのはやめよう」ヴェインは疑念を振り払い、結論づけた。「このダクトを進む。ベアの古い隠れ家に真っ直ぐ繋がっているはずだ。そこでいくつかの答えが見つかるかもしれない」
行軍は長くはなかった。一時間も経たないうちに、巨大な建造物の輪郭が暗闇の中に浮かび上がった。
それが隠れ家だった――疑心暗鬼と偏執狂によって溶接された金属スクラップを組み立てて造られた要塞。
入り口から200メートルのところで、ヴェインは立ち止まった。言葉による命令を出す必要はない。チームはミリ単位の正確さで分散した。
ローチ・マンは影のように無音で天井を這い上がり、パイプの間に姿を消す。グロムは不気味なほどの容易さで地中に飛び込み、土は跡形もなく彼の上を塞いだ。
「君は隠れろ」ヴェインはコンクリートの柱の裏の隙間を指差し、カエルに囁いた。「準備しておけ。状況が悪化したら、君に攻撃してもらう」
しかし、ヴェイン自身は隠れなかった。
彼は、まるで自分の家に帰ってきたかのような無頓着さで、ドアの代わりとなっている巨大な金属板に向かって歩いていく。宙吊りにされたような虚無の空間に、彼の軍用ブーツの音だけが聞こえていた。
カエルは息を止め、ナイフの柄を握りしめた。心臓が早鐘を打つ。
ヴェインがドアに到達したが、彼がノックするか無理やりこじ開けようとする前に、金属が動いた。
錆びた蝶番のうめき声と共に、巨大なハッチが内側から開いたのだ。
ヴェインは瞬時に凍りついた。
入り口の薄暗い光の中、彼の目の前で、威圧的な巨体が道を塞いでいた。
亀の獣人だった。
彼の皮膚は石灰化した石のように見え、分厚く、突き通すことなど不可能に思えた。そして彼の不透明で古代の目が、狐を観察している。
彫像のように微動だにせず、巨大な石の守護者が彼らを待っていたのだ。




