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狂った空、誰に吠えようか。
「いやぁ、私さ、こんな時代でも生まれてよかった、なんて思っちゃうのよ。」
...なんでだい?
「いやさ、■■■に出会えたから。」
...直球だね。
「必死に強くなって、アンタを追って、見てもらいたくて...だけどアンタは違うどこかを見てて...、今更だけど悲しいね。」
そう、だね。
「この戦争意味あんのかなぁって何回思ったかもわかんない。だけどアンタを守るためなら、ね。」
...おい? ...嘘だよな?
「《神へと語る。──語るは思い。 失うは我が身、得るは森羅万象握りし剣。この日、この時、この地にて世界は罪人の身にて回帰する。》」
おい、や、めろ。やめてくれ。
「《嗚呼、喜びたまえ、滅びたまえ。骨をもってして、血肉をもってして、この身を壊れさせる。》」
やめろやめろやめろやめろやめろ。やめろ。
「《魔を得た罪人よ。語りたまえ。その剣、銘は
千神ノ剣、森羅万象を握りし剣よ。》」
は?は?狂え。狂おう。狂って。来るって?
お前がいない世界などつまらない。来い。戻れ、戻れよ、もどってくれ。
「《酔狂よ。一興よ。神の戯れよ。》」
この世界なんて、死んじまえ。
「『千神狂天』!!!」
ああ、音無き世界になった。




