戦闘訓練 最終決戦2
長らくお待たせしてすみませんm(_ _)m
ぜひ、読んでみてください((。´・ω・)。´_ _))ペコリン
森の中でレスティアもまた、この爆発音が最後の戦いになると感じ取っていた。
最奥を見据える。これで、フラッグを回収したら一位に……ぎゅっと拳を握りしめた。
ふー、とゆっくり呼吸をした。高揚した心を落ち着かせるためだ。
一回、二回、三回………
戦いはいつだって冷静沈着に判断しなければならないのだ。感情で突き動かされちゃ、目の前のことしか見えなくなり、結果的にその隙を突かれ、死ぬ。
緊張からか、心臓もドクドクと脈を打っていた。
――やがて、それもゆっくりとしたテンポへと変わる。
(――よし)
ぐるっと辺りを見渡した。今のところ敵の気配はない。一応半径三メルト以内に近づいた魔力を感じ取れるように、神経と直結させた感応式結界を張っているが、特に何も無いようだ。
モニターを開き、地図を確認する。
丁度今、レスティアたちがいるのは麓から頂上の中間部分。ここから何事もなく真っ直ぐ行けば辿り着くだろう。しかし、油断禁物だった。霊的感覚からして、他のチームメンバー――テスラ、シュライ、テレスの魔力もそこまで多くはない。もちろんレスティアもだ。
確率からして、移動中に敵と遭遇するのは必須。だが、強さは今まで倒してきた数と比例するように強化されていくので、できるだけ戦闘は避けたいところだ。では、どうするべきか。
必死に脳を巡らせ、思考する。効率良く回避しつつ、移動する方法を……すると、ピカッとレスティアの頭に雷が落ちてきたような閃が生じた。
(これなら、行ける……っ!!)
咄嗟に振り返り全員の顔を見る。
各々に不安そうな表情を出している。
乾いた唇を舌で舐め潤し、口を開いた。
「皆、聞いて!!」
決意の籠った声だった。
三人は体ごとレスティアの正面に向ける。
「これから、頂上に行くんだけど、できるだけ戦いは避けたいの。だから、陣形を組もうと思う」
「陣形…?」
シュライがきょとんと首を傾げた。
「私が先頭で、両サイドにシュライとテスラ。そして後方と殿はケレスに任せるよ」
「………え? あたし?」
と、ケレスは驚く。自分がやるなんて思ってもいなかったのだ。
レスティアが続ける。
「一定の間隔――およそ四メルト位を保ちつつ、移動する。その時、敵が現れた際にはなんらかのサインを出して欲しいの。うーんじゃあねー……」
顎に手を当て考える。
数秒後。
「じゃあ、私とテスラは【リップライト】、ケレスとシュライは【レスフラッシュ】で知らせて」
【リップライト】は魔法で、【レスフラッシュ】は魔術だ。二つとも所謂無系統に属すものであり、無系統魔術、並びに無系統魔法は誰でも使用が可能なのだ。どちらにしろ効果は同じで、光を発するだけで一瞬の目くらまし程度にしかならない。
つまりだ。前後左右から敵が現れたら光を放ち仲間に知らせつつ、進路を変更し山頂へ向かうということだ。
「――確かにそれなら、敵の位置も把握できるから、避けられるな……さすがだな、レスティア」
ケレスがうんうんと納得したのか、頷いた。
「やっぱ頭がキレるね! レスティアちゃん!!」
シュライはきらきらした瞳でレスティアを見詰める。
「すごいです、レスティアさん!!」
テスラが褒め称えた。
そして、「よしっ!やるぞっ!!」とレスティアが気合を入れる。
目指すは頂上。そして、獲得するは勝利だ。
彼女らはその場でひし形のような陣形を取ると、シュライに自己強化を掛けてもらい、出発した。
読んで頂きありがとうございます!
また時間が空いたら執筆しようと思いますので、ご待望を。




