第5話 ABNORMAL MILITARY CONSCRIPTION LNSPECTION
バスは、そのまま尼花市に到着して、尼花駅のすぐ近くの巨大な駅直結の建物の中のエントランスに吸い込まれた。日本異能軍の支部は情報が入りやすく、治安が乱れやすい駅前、それも駅直結にさせ、さらに住まいも集結させるようになっている。
そして、この日本異能軍尼花支部は、元々は大手ビール工場だったらしいが、異能軍の設立に伴い、これまでのガラの悪く、治安の悪いエリアのイメージを払拭させるために尼花駅一帯を再開発する「尼花新都心計画」の目玉として設立された、日本異能軍尼花支部である。
特にその中でも第八部隊の砦である尼花支部は4階建ての建物であり、スポーツジムや最新の通信システムが完備されており、さらに周辺にはスーパーやショッピングセンター、レストラン、ゲームセンター、ボウリング場などの娯楽施設も多数ある。そんなことをしたら、能力の成長の妨げになるのでは?と思うかもしれないけど、これは阿部野首相が『子供には息抜きも大事で、それをモチベーションに強くなることもある』という強い意志で導入したものである。
そして、私たちはバスを降りて、尼花支部の3階のビルに入ると、白い研修室が入って、そして、私たちは検査を受けた。
この異能軍には政府の育成方針により、優秀な能力を持っているAグループと努力の必要な能力を持っているBグループに分けて能力の伸ばし方を行うため、完全な血統主義ではない。
まずは、筆記試験を私たちは受けることになった。
「(これも、わかる・・・ってかこれ全部小学生レベルの問題じゃない・・・!)」
前世で、私はそれなりに優秀な大学を主席で卒業したことのある記憶を知識で持っているため、おそらく勉強を行わなくても、少なくてもこの世の特殊な知識を覚えるのに、専念すればいいと思う。
そして、100点満点の地点で私はAグループ確定である。なぜかと言うと、ここは実技テストよりも頭脳面が評価させやすいところであるためであり、事務作業も多くある。
そして、次は能力テストである。
これは、私も未知数な所もある。
そして、その演習場では様々な物質が用意されていた。
そして、私は能力スキャンにかざして見ると、このような判定が出た。
『潮見麗。能力名『塩化操作』。海水を塩から取り出すことができ、そこからあらゆる形に変形にすることが出来る。ただし海水を取り出せる距離は半径20㎞以内である。』
うーん・・・何か某学園バトルラノベのような能力のロジック評価である。
つまり、私は攻撃にも防御にもどちらも優れている最強格とは言えるが、かと言って決してチート能力には言い難いため、能力を使うのは頭脳の良さが問われる設計になっている。
そして、最後は実技テストである。
私は、決してアスリートのように体は鍛えたことはなかったが、前世で客室乗務員をしていた時、訓練でテロ犯の確保を想定した訓練を受けているため、最低限の護身術は身に着けていたため、それなりに運動はできていた。
そして、私は当然Aグループに配属されることが決まって、遂に異能軍の日々が始まるのであった。
「私は果たして、どうなるのかな・・・」
私は、自分がこれから暮らす部屋に入り、入隊式の日まで未来予想図に胸を躍らせながら、その日を待った。
To be continued.




