第3話 THE WHOLE OF THE REINCARNATED WORLD
意識が現れた瞬間、何か痛みを感じた。
そして目を覚ますと、そこは病院の中だった。
そして、姿をよく見ると、赤ん坊であった。
「(・・・あれ?ここは病院?いや・・・どこでも見るような病院!?)」
私は、すぐにある似たようなシチュエーション物語を思い出した。
「(これって、なってみよう系の金字塔である『無位転生』と似たようなシチュエーションじゃない・・・ひょっとしたら、外に出たら、中世のヨーロッパの世界という説があるから・・・大人になるまでの準備期間として捉えていたら、商業で現代日本のアイデアを開発する準備期間と考えたら・・・)」
私は、病院にいる5日間、今後どの様な現代日本のアイデアを異世界に伝えようとするのかを考えた。
その5日後、病院から退院して、母親らしき人に抱えられながら。
「(よし・・・!やっと病院から出れて、外の様子がわかる・・・!)」
しかし、病院の外を出るとそれはどこか見覚えのある景色で、日本ならばどこでもありそうな普通のマンションや一軒家である。
「(・・・あれ?これ、どこかで見たことがあるぞ・・・)」
しかし、その後眠りについてしまい、どの様な景色だったのか詳しくはわからなかった。
そして、目を覚ましたのは家の中だった。
すると、家の中のテレビがあり、ニュースがやっていた。
『今日は0911事件から10年、そして3.11から丁度半年が半年が経ちます。』
・・・ということは今日は2011年9月11日なんだ。
あの事件は航空史において、テロの愚かさを知った、事件だったな・・・
・・・って、あれ?なんで「0911事件」と言われているの?
普通は9.11と表記されるのに、なんで某学園バトルの金字塔のような表記になっているの・・・?
さらに、ニュースのナレーションの声が始まった。
『1990年代、ソヴィア連邦との長年の冷戦が終結をさせ、一強体制を築いたユナイテッド・スター連合国2001年の現地時間の8時46分、ネオヨークのグローバルトレードタワーに突如、ビームが放たれ、二棟のツインタワーを一瞬で破壊したことが全ての始まりだった・・・』
おいおい・・・!なんで飛行機じゃんくてビームだよ・・・!飛行機はどこに行ったの・・・!?そして、しかも何なの!?ソヴィア連邦やユナイテッド・スター連合国やネオヨークやグローバルトレードタワーって、どこかで聞いたことがある国名や都市名や建物名だけど・・・
さらにナレーションの声は続いた。
『この事件を起こしたのは地球外生命体である『アビリティア』で彼らは「異能」と言うものを所持して、既存の兵器などさらに、ニューヨークの国連総本部を襲撃して、国連総本部を機能不全に陥らせた後に、アメリカ軍の砦でもあるテトラゴンを壊滅させ、防衛を弱めた所にウォシントンのプラチナハウスを地下ハウスごと焼き尽くし、ボッシュ大統領が暗殺されてしまい、ユナイテッド・スター連合国の国家体制は事件発生から1日足らずで崩壊しました。現在ニュー・エデン大陸は全域『アビリティア』によって支配されており、入国が一切出来ないような状況になっています。』
さっきから、専門用語が多すぎる・・・!
でも、こう言う専門用語もある程度元ネタを知っていたら何となくわかると考えたら、優しい世界だ。
それにしても超大国が崩壊してしまったら、世界は大丈夫か・・・?
さらに、ナレーションは世界観の説明を行ったくれた。
『さらに、ユナイテッド・スター連合国や国連の崩壊によって、世界のパワーバランスは急速に破滅的なものになりました。アビリティアはニュー・エデン大陸の占領を行ってすぐにソヴィア連邦の後継国であるシベリア帝国と当時から世界経済に頭角を現しつつあった大華帝国と協定を結び、日本を経済的に孤立させようと狙い、大華帝国は夜鮮半島や湾州へ軍事進攻を行い、足固めを行い、そして2002年4月8日に大華帝国とシベリア帝国は日本に侵攻しました。日本はユナイテッド・スター連合国という最大の後ろ盾を前年に失ったことや、さらに大華帝国やシベリア帝国にはアビリティアから貰った数十年先を行く兵器を手に入れたことによって、次々と侵略に成功しまして、侵攻から僅か3日後の4月11日には大華帝国は碧海、西九地方、昼島を、シベリア帝国は北海路を占拠して、軍を進めていました。その2日後の4月13日に当時の大泉純太郎首相が総理官邸で謎の死を遂げたことにより、そして4月15日に政府はシベリア帝国に北海路の譲渡を、大華帝国には碧海、西九地方、昼島の譲渡を条件に停戦することになりました。』
これ・・・かなり修羅の国にやってきてしまったな・・・
さらに最後にこの世界のかなり恐ろしいことをナレーションが言っていた。
『その後、二大政党制を確立しつつあった、当時の与党で両国に強硬姿勢を行っていた国政党と両国に融和的な解決を行うとした最大野党の民社党との溝は高まり、大泉首相の後継である麻布政権では、旧領の奪還を掲げ国民全員の異能ICチップの埋め込みの義務化や日本異能軍の設立を掲げて、2005年にはその法案を一度は否決されましたが、麻布首相は衆議院を解散させ、反対勢力を公認せずに行った結果、国政党の圧勝になり一度は法案を再可決させることが出来ましたが、その後運用のトラブルの頻発によって支持率が急落、そして2年前の衆院選で民社党が「異能ICチップの廃止」を公約に圧勝しましたが、現在大華帝国の圧力強化や3.11による混乱により、実現には至っていません。鳩川首相の支持率低下もあり、民社党の離党者が続出しております。』
なんか・・・現実世界に再転生したのか・・・いや、これは現実世界の別世界に転生したと思う。
だって、みんなどこかで聞いたことがある名前ばっかりだし、現実で起きている事件が大きくなったものばかりだ。
それに、生まれたばかりに起きた痛みもICチップが埋められた痛み・・・?
私はとりあえず、大きくなるまでは何もしない方が良さそうだ。
しかし、私はこの時想像していなかった。
ここから、本当の地獄が始まることを・・・
To be continued.




