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ラチサ  作者: 藤ノスエ
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14/33

14. 中学1年 2月 学級新聞1月号

 NFLの記事は結構盛り上がったとか。スーパーボウル直後だったので、タイムリーだったのかも知れないけどサブスクで観戦した人もいたらしい。

 それを聞いた時、ちょっと呆気に取られてしまった。

 大塚先生も原稿渡した時、

『アメフト?』

ってイマイチな感じだったし、あっち側のヤツらにわかってたまるかって気持ちもあったしね。そりゃ、ファンはいるよねぇ。いちいち言わないだけで、わたしだってそうだしね。

 特に運動部はMLBやNBA観てるからか、NFLやNHL(ホッケー)のアメリカ4大スポーツのことは見聞きしてるらしかった。

 礒田がアメフト好きなのが以外過ぎて

『驚いてたよ』

と大塚先生は言い

『どこのチームのファンなんだろう』

と言ってたよとも言った。

 特にどこのチームってなくて、観てるのが好きなだけだけど。多分、母もそうだと思う。母もアメフト、ラグビー、サッカー以外にもホッケーと卓球とかも観てる。


 それとちょっと嫌がらせして、例のイラストレーターがらみの記事も書いた。

 日本史を題材にした漫画の紹介。こんなのもありますよーって感じで。

 学級新聞とは言え、イラストを載せるのも良くないかなと思い、代わりに平安時代くらいの女性の装束のイラストを描いた。御所に勤めてる人って体でね。

 そしたら、堀のヤツが知ってるって言ってたんだって。

『元々、アニメのファンだったみたいよ。イラストレーターさんも好きだって』

大塚先生が言ったけど、ふーんって感じ。嫌がらせにはなってなさそう。

 『次は何書く?』

大塚先生は期待し過ぎ。うまくいき過ぎて、なんも浮かばない。まだ、ひと月近くあるからいいけど。


 テストをどうするか聞かれた。

 別室で受けられるようにするけど、同じような生徒たち、貴子ちゃんや上級生も一緒らしい。

 それと修了式に来るかと聞かれた。考えておきますと言ったけど、行く気ない。成績なんてどうだっていいと考えてたら

『受験もあるしね』

受験って…

 確かにそうだけど、あまりちゃんと考えたことない。いろんな先生が、高校受験の話をする。

 昨年度の卒業生は優秀な人が多かったらしく、中学創立以来初めての国立大学附属の合格がでたとか、有名私立大学附属に3人合格したとか、その時の先生方が全員、今年1年生を教えているから、期待大だ、とか訳のわからないことまで言ってる。

 わたしは大したところ行けないだろうなと思っているから、気にもしてなかったけど、皆はプレッシャーかかったみたい。焦って、どうしようなんて言ってる子もいたけど、まったく自分には関係ないように思えてならない。

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