ルーマの強さ その2
剣を抜いたルーマに応戦するように剣を抜く。
「本気でいきます。」
「本気でいいよ。そうじゃないと面白くないからね。」
<身体強化>をオークと戦った時よりも魔力をこめる。
体感時間が数十秒たったとき、一気に間合いを埋める<高速移動>。剣を降り下ろすがレイピアを斜めに傾けられ軌道をずらされる。しかし、これは予想どうり。ずらされた勢いを殺さず、手を軸にして足払いをする。それを軽々とジャンプをして、空中から剣を刺してくる。すかさず、殺傷能力をなくし明るさを最大限まで上げたら<ライト>を放つ。視界が奪われながらも、お互い後ろに跳ぶ。
「なかなかやるねビャクヤ。でも、次は私からいくよ。」
それは嘘だ。ルーマは身体強化もスキルも使っていない。なのにあの強さは驚きだ。
そんなことを考えてるうちにルーマとの距離が縮まっている。<身体強化>の魔力を目に集中させる。
予想どうり、ルーマの動きが見える。しかし、見えるだけだ。剣で防ぎきれない傷が増えていく。<限界突破>。
目で見えるだけではなく、体も追い付くようになった。
その後は攻防を繰り返す。しかし、それも終わりを告げる。
急に体に力が入らなくなったのだ。そのまま首筋にレイピアの先を突きつけられて、勝負はついた。
「私の勝ち。」
あぁ俺よ、かなり手加減をされていたのに負けてしまうとは情けない。
「1回もスキル使わなかったな。」
「まぁ、そこは私の優しさだよ。」
「レベルが上がりました。」と頭の中に響く声。
「ルーマ、決闘とか、訓練とかでレベルは上がるのか?」
「何言ってるの?当たり前だよ。」
そうですか。当たり前だったんですね。当たり前。
「ステータスオープン」
《ステータス》
レベル:14
体力:453/468
魔力:421 /452
物理攻撃力:172
物理防御力:175
魔法攻撃力:173
魔法防御力:178
素早さ:179
運:232
《スキル》
<簡単レベルアップ> <簡単習得術> <女性耐性> <鑑定> <体術> <痛感耐性> <精神耐性> <高速思考> <並立思考> <高速移動> <威圧> <剣術> <気配察知> <限界突破>
《魔法》
<イベントリー> <無属性> <炎魔法> <水魔法> <雷魔法> <風魔法> <土魔法> <光魔法> <闇魔法> <複合魔法>
《回復魔法》
<ヒール>
《称号》
<ぼっち> <神に遊ばれたもの> <転生者>
《加護》
<神の特典>
一気に2レベルも上がってるし、しかも、運が成長してるからステータスの成長値がおかしくなってきてる。俺はどこに向かっているのか?
「今日はこれで帰ろうか。かなり疲れてる見たいだし。」
「ああ、すまない。」
次の日から、稽古が始まった。俺の剣術は無駄な動きが多いらしい。




