ギルドマスター
ギルドを出て殺気から解放される。
「疲れた。殺気を向けられることでこれほどまで疲れるのか。てか、ルーマさんの二つ名剣舞ってどんだけ剣の技術が上手いんだよ。しかし、ルーマさんって結構人気だったんだな。ルーマさんのランクっていくつだろうか?そして、ランクが何になったら二つ名がつくのだろうか?」
それにしても、二つ名かぁ、俺の二つ名だったら冥土の魔術師とか、神使の魔術師とか、創成の魔術師とか──やめよう。俺はもう卒業したんだ。こんな痛々しいことは考えない。もう宿に帰ろう。
宿に戻るがやっぱり何かが物足りない。風呂かな、うん風呂だな。風呂入りたい。風呂入りたいけど魔法でつくるには、疲れるからまだ魔法使えないな。仕方ない体を拭いてもう寝るか。
朝、ギルドにクエストを受けにいくと声を掛けられる。
「ビャクヤさん、ギルドマスターが呼んでいます。」
「ギルドマスターに呼びつけられるとか何したんだよww」
「だよなぁww」
二人組の男がそう言っている。本当に何したんだよ俺。
「そう悪いことではないので二階の一番奥の扉に行ってください。」
そうはいうけどねぇ、ギルドマスターに呼び出されるってそうとう不味いことになるかもしれない。
二階に上がり一番奥の扉に行く。
扉を開けるとギルドマスターらしき人ルーマさんがいる。
「俺がギルドマスターのラスクだ。そこの席についてくれ。」
「何でルーマさんがいるんですか?」
「えっ、うん、まぁ。」
何で申し訳ない顔をしているの?どうしたの?あの元気の源はどこにおいてきちゃったの?もう宿に帰りたい。
「話っていうのは、お前がオーク亜種を倒したことだ。」
えっ、何故知っているんだ?どこで情報がバレたんだ?ギルドに提出するときはオークしか出してないし、本当にどこでバレたんだ?
「どうしてバレたんだって顔してるな。まぁルーマを脅───話してもらった。」
いや、今、脅してって言いかけたでしょ。
「で、オーク亜種を瀕死までおいやったけどランクはいくつだ?」
あれ?ランクいくつだっけ、言われて無いような気がする。
「あはは~いくつだっけな?」
「お前登録したばかりか?」
「はい」
「はぁ~、新人はギルドカードができるまでに時間がかかるって説明してないのか~?」
「はは~」
俺が質問し過ぎたのかな~
「まぁいい、どうせオーク亜種を瀕死までおいやったんだからランクはCだな。」
「そうですか。」
ラッキー。ランクをできるまで上まで上げるつもりだったから良かった。
「オーク亜種の素材はどうした?」
「今も持っています。」
「それを売ってくれないか?」
おー、オーク亜種を瀕死に追い込んだことがばれた今、あまり人に見られないところで売れるなんていい話だ。
「はい、お願いします。」
「じゃあちょっと待っててくれ。」
そう言って一階に降りてしまった。
「あの~、ビャクヤ本当にごめんなさい。」
「いえ、もういいですよルーマさん。ギルドマスターに脅されて言ったんでしょ?」
「うん、と言ってもばれるきっかけは口を滑らしたんだけどね。」
はい、アウト~。この人駄目だわ。
「だから、そのお詫びのかたちで私と一緒にパーティーを組まない?」
「はい、お願いします。」
……二つ返事で返したけど、何このお誘い。これは神が与えた幸福か?試練か?地獄か?いや、すべてだ。
「おーいお二人さんいいか?」
いつの間にかに入ってきていたギルドマスターに呼ばれる。
「マスター、気配を消して入って来ないでください。」
「悪いなルーマ、そしてビャクヤ報酬だが、少し時間をくれないか?あの素材の価値になると鑑定じゃあ詳しく見れないから分析もちを呼ぶから時間がかかるんだ。」
「わかりました。それと分析ってなんですか?」
「分析は鑑定の上位スキルだよ。」
鑑定の上のスキルが有ったとは、早速宿に戻って試さないとな。
「とりあえず今日は帰っていいぞ。分析が終わりしだいまた、呼ぶからな。」




