高速道路
高速道路での事故が著しく増加したことにより、高速道路の最高速度が80km/hに制限された。
しかし、トラクターは120km/h出すのが道理である為トラクターに限り速度制限は無いものとなった。
その後暫くはただ不便な日々が続いたが、トラクターの定義が「耕運可能である事」とされると自家用車にブレードを取り付けるのが流行り、数年の内に自動車メーカー各社は小型の耕運機能を備えた自家用車の開発に成功した。
耕運機能を持つ小型のブレードなど本来誰が開発しただろうか?人類は追い込まれるほどに進化してゆくのか。
A
しかし我が国が小型の耕運機能を備えた自家用車を開発している間に隣国では空飛ぶ自動車の実用化が決定した。当然我が国でも数年前は空飛ぶ車が話題になっていたが、今なお空飛ぶ車は未知の領域である。
それから幾千の年月が経過した。
人類の生活に不便は無くなり、同時に進化しなくなった。今の人類に問題解決能力はない。しかし問題が起こることもあり得ない為私達は幸せだ。
B
これを見た神は思った。きつい試練を与えれば人類は思いもよらぬ進歩をするのではないか?
数年後人類は戦争の後に滅びることになる。
C
それから幾千の年月が経過した。
人類の生活に不便は無くなり、同時に進化しなくなった。今の人類に問題解決能力はない。しかし問題が起こることもあり得ない為私達は幸せだ。




