86: 挙式
ローザの街を紹介してお母様は模様編みが気になってる様子。
「学校もあるのね?いい事だわ!」
治癒院にも興味津々。
「レイノルズ領にも治癒院が欲しいわね!」
「マリアちゃんに任せるのもいいかも知れませんね?」
「凄くいい街じゃないの!」
「ありがとうございます!」
一通り案内して家に戻る。
お母様は、この3日の間にセーターをマスターしてしまった。
明日はとうとう、晴れの日!
待ち遠しいよね?
マリアちゃんは、ドレスがはまるかチェックしている。
何とか大丈夫そう。
マリアちゃんの家族は服大丈夫なのかな?
心配になって見せてもらう。
お世辞にも綺麗とは言えない。
即座に王都の仕立て屋に連れて行くことに。
既製品のタキシード2着とドレスや靴を買う。
これで安心かな。
金額を見てオロオロしているので、プレゼントだと伝えた。
本当ならば、ジャンが気にしてあげないとね?
気が利かないのは治らないみたいだね笑
次の朝、メイド達がマリアちゃんを磨き上げていく。
皆んな一斉に支度を始めた。
私はシルクのシルバーに真珠を散りばめたドレスを着る。
ロックのシルバーのタキシードに合わせてね!
「お揃いだな!」
「うんうん!」
ジャンは……七五三??笑
服に着せられてる感じ?
ロックが大笑いする。
「酷いよ兄さん……」
そうこうしてるうちにマリアちゃんの仕度が終わる。
まるでお姫様みたい。
皆んな息を飲む。
「教会に向かいましょうか!」
式は厳かに行われ、ちょっと感動!
大変なのはこれからだよ?
何てったって王城だからね。
陛下も家族同然とは言え国王だからね……
失礼は許されない。
会場は準備万端で、私達は先に中に入る。
オーケストラの演奏が響き渡り2人の入場を待っていた。
「ジャン.レイノルズ夫妻のご入場でございます!」
音楽に合わせ腕を組んで進む。
美しいマリアちゃんをみて、皆んなほぅ……とため息混じり。
挨拶が終わると、皆んなで陛下の元へ。
「ジャンや、嬉しく思うぞ!」
「陛下。勿体無いお言葉に感謝いたします!」
「堅苦しいのは抜きじゃよ!」
「初めてお目にかかります、マリアと申します!」
ちゃんと挨拶できたね!よしよし。
階下の広間では私の持ってきたお寿司が出されている。
美味しそうな所をチョイスして陛下に運ぶ。
「私の故郷の料理です、お口に合えば宜しいんですが…」
陛下はお寿司にお醤油をつけ、ペロリと食べた。
「これは……美味だ!世の中は広い!また新しい発見があったよ。」
良かった良かった!
下に降りて行くとロックが貴族に囲まれている。
今日はジャンが主役の筈なのに……
ロックは気を利かせて、貴族達をジャンに紹介した。
ジャンは、しどろもどろでテンパっている笑
マリアちゃんは、優雅に挨拶をしている。
中々やるじゃないの!
3時間ほどの披露宴が終わりマリアちゃんの家族はぐったりしていた。
でも、何事もなく無事に終わって良かった!
やっとロックと2人きりになれるね!
「新婚さん!お幸せにね!」
「仲良くやれよ?」
家族全員を見送った私達は顔を見合せた後、手を繋いで寝室に走った!
ベッドにダイブする。
「かすみ……」
「ロック……♡」
その後どうなったかは、秘密だよ!笑




