↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
癒しの力で人生謳歌します!  作者: ぴよコロ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/90

67: 空気の読めない人

「奥様、お客様がお見えでございます。」

「どなた?」


「ハンナ様です。応接室でお待ちです。」


え?!約束して無いのに……

とりあえず支度をして応接室に向かう。


「ハンナさん、おはよう!今日はどうしました?」

「また連れて行ってくれるって仰ったから来ちゃいました!」


「昨日行ったばかりでまた行くの??」

「だめですか?」


「ダメでは無いけど、毎日行くのはどうかと思いますよ?」

「ゲルドさんに会いたいの……」


はぁ……困った。

何か理由付けて断りたい。


「私も治癒院がありますし、頻繁には出かけられないんですよ。」

「少しの時間も無いんですか?」


「わかりました、行きましょか。」

奥手だと思ってたけど、割と強引だね?

ちょっと苦手なタイプ。


暫く馬車に揺られ王都に着いた。

2人で騎士団の兵舎へ行く。


「こんにちは!ゲルドさん」

「かすみ様、こんにちは!昨日はヒールしてくれてたんですね!訓練が終わったのに1人も怪我人が居ないから不思議に思ってましたよ!」


「暇だったので笑」

「安心して訓練出来て助かりますよ!」


「ゲルド様、ごきげんよう!」

「ハンナ様、昨日はサンドイッチありがとうございました。美味しくて毎日でも食べたい位でしたよ!」


「本当に?ならば毎日持って参ります!」


いやいや、社交辞令でしょ……本気にしないでね、お願いだから。


「ハンナ様、流石に毎日はご迷惑でしょうから……」

「迷惑なんかじゃありません!かすみさんが連れて来て下さる約束していますので!」


ゲルドさんと目が合う。

助けてと言わんばかりに見つめてくる。

こっちが助けて欲しいくらいだよ。


「私は訓練見てきますね!」

2人を残して逃げ出す……ゲルドさん、ごめんね。


「皆さん、回復は任せて思い切り頑張ってね!」

皆んな一斉にお辞儀をする。

今日も頑張ってるなぁ!


さて、2人は……何か会話になってない?

一方的にハンナさんが喋ってる感じ。


これ、毎日続けられたら流石のゲルドさんもブチ切れるだろうな笑


「エリアヒール!」

私はヒールをしながら時間が過ぎるのを待つ。


少しすると、2人がこちらに歩いてくる。

助けて欲しいのかな?笑


「かすみ様、ヒール助かります!疲れていませんか?」

「全然大丈夫ですよ!」


「最近入った新人は元気が良すぎて怪我人が絶えません。」

「心強いですね!」


私がゲルドさんと話しているとハンナさんが凄い形相で見てくる。


怖っ!黙っておこう……

私は無言でヒールを続ける。


「ゲルド様は、何かお好きな食べ物はありますか?私料理得意なんです!」

「好き嫌いはないですよ。」


「じゃあ、明日は私の得意料理をもってきますね!かすみさんも来てね?」

「流石に毎日は無理ですよ?仕事もありますし。」


ゲルドさんも続く。

「私もずっと毎日お話していては部下に示しがつきません、申し訳ありませんが。」


「毎日食べたいって嘘ついたんですか??酷い……かすみさんだって付き合ってくれるって約束してくれたのに!」


「嘘ではありませんが普通は真に受けないものですよ。」

うわ、ハッキリ言った!


「2人して私を邪魔者にして!帰ります!」

ハンナさんは泣きながら帰ってしまった。


ゲルドさんが困った様な顔をしていたから、つい「お疲れ様です」と言葉がでてしまった。


やれやれだね。

家に帰った後、ロックにハンナさんの傍若無人ぶりを話して聞かせた。


「散々だったな笑」

ロックは大笑いしている。


「疲れたぁ……明日も来たらどうしよう?」

「その時は俺が追い返してやるよ!」


「本当にお願いね笑」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。