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癒しの力で人生謳歌します!  作者: ぴよコロ


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65/90

65: お茶会

「おはよう、ロック……ちゅっ」

「おはよう、かすみ!昨日は気持ちよかったか?笑」


「気絶するまでしたくせに笑」

お互い顔を見合せクスクスと笑う。


そこに執事が手紙を持ってやってきた。

「手紙?誰だろ?」


見るとウィロー家からのお茶会のお誘いだった。

多分晩餐会で周りにいた誰かだと思うけど名前が分からない。


「たまには行ってみても良いんじゃないか?」

「お付き合いも大事だし、お友達欲しい!」


「そうだな!俺もかすみが楽しんでくれた方が嬉しい。」


お茶会は今日の午後。

お土産にチーズケーキを作る。


洋服は派手過ぎず地味すぎない淡いピンクのドレスにした。

ロックが胸元が開きすぎだってブツクサ言っていたけど、女子会だから良いよね?


ロックに貰った薔薇の指輪を付ける。


執事の話によれば、ウィロー家は王都でも割と近そう。

軽く昼食を取ってから馬車に乗る。

凄く楽しみ!


暫くしてウィロー家に着いた。

招待状を見せて中に入る。


ちょっと緊張……

そこに縦巻きカールの女性が現れた。


「ようこそいらっしゃいました!楽しみにしてましたのよ?私はエリザベス.ウィロー、ベスとお呼びになって?」


「お招きありがとうございます、かすみ.レイノルズです。」


私はお土産のベイクドチーズケーキを渡すと席に着いた。

ベスは私と同じくらいの歳で結婚している。

話が合うといいなぁ……


周りを見渡すと6人の令嬢が座っていた。

「さあ、お茶会を楽しんでくださいませ!」


ベスは私の左側に座って人懐っこい笑顔で話しかけて来る。


「かすみと呼んでもよろしくて?」

「はい、私もベスと呼ばせていただきます!」


女子の大体の話題と言えば恋バナか旦那の悪口と相場が決まっている。


1人の女性……たしかハンナだったかな?が、ぶっちゃけトークを始めた。


「わたし、騎士団長をお慕いしているの……」

「気持ちは伝えたのかしら?」

ベスが切り込む。


「まだなの。どうしたらいいかしら?」

「まずは、お慕いしている事を知ってもらわなければ始まらないわ!」


「なるほど……でも、騎士団に囲まれていて2人になるチャンスがありませんわ…」

皆んなでうーんと考え込む。


「騎士団に差し入れをしたらどうかな?」

私の提案に皆んなが頷く。


「かすみ、良い案ですわ!」

ベスはノリノリだ。


「サンドイッチなんかどうかしら?」

ハンナが乗り出す。


「そうやって何度も通う内に話す機会も出来ますわね!」

「私、王家には顔パスで行けるからついていってあげるよ?」

つい口が滑ってしまう。


「本当ですか?ならば明日は如何でしょう?」

「では、明日の昼前に王家で会いましょ!」


その後も旦那が冷たいやら、姑と反りがあわないだとかの話が続いた。


「そうそう、かすみが焼いてくれたケーキがあるのよ、皆さんでいただきましょう?」


チーズケーキが出され皆んながシーンとする。

「随分……なんと言うか地味なケーキですわね?」

ベスが言う。


「チーズケーキと言います。見た目は地味ですが美味しいですよ?良かったら食べてみて下さい!」


皆んなが恐る恐るケーキを口にする。

「美味しいわ!ネットリとしてトロけるようですわね!」


皆んなでおかわりをする位気に入ってもらえたから良かった!


楽しい時間はあっという間でお開きに。

「ベス、今日はありがとうございました!」

「またお誘いしますわ!かすみ」


仲良くなれて良かった!

馬車が領地に着いたのは夕方過ぎ。


ロックが食事を取らずに待っていてくれた。

「ただいま!ロック、凄く楽しかったよ!」

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