62: 胸の痛み
「かすみ、おはよう!今日はかすみがお寝坊さんか?笑」
「おはよう、ロック……」
何だかちゃんと寝た気がしない。
着替えて食堂に。
今日もイザベラがニコニコしながら立っている。
「おはよう!イザベラ!今日も頑張れよ?」
「はいっ!頑張ります」
「旦那様はコーヒーで宜しいでしょうか?」
「旦那様はよせよ笑 ロックでいいぞ?」
「はい!ロック様」
……チクン……
「かすみは今日は何するんだ?」
「治癒院に顔だしてポーション作りかな?」
「そかそか!無理するなよ?」
ロックは優しい。
「ロックもね?」
また新しい申請をしたから、ロックは忙しくなっちゃうだろうな。
食事を終えてコーヒーを飲む。
「美味しい……」
「わたしが入れたんですよ!」
イザベラがニコニコと笑う。
「覚えが早いんだね?凄いね!」
「ありがとうございます!精一杯頑張ります!」
コーヒーを飲み終わり私は治癒院に。
「メグさん、おはよう!」
「かすみさん、お久しぶりです!あはは笑」
「それは言わないでぇー笑 最近はどう?変わったことない?ヒルデガルドさんはどんな感じ?」
「変わったことは他領からも怪我人が来るようになりました。ポーションを売って欲しいと言う声が多いですね。
ヒルデガルドさんは、なれない手つきで掃除や片付けをやってくれてますよ!」
「ポーションは売ってはだめ!盗難防止のために数を数えて持ち帰ってね?」
「わかりました!任せてください!」
「もうすぐ施設ができるよ!」
親のない子達が住む場所。
「本当に?良かった!」
「引き続きよろしくね笑」
「はいはい笑」
私はポーションを作り終え、小鳩急便を手配した。
やる事も終わったしロックに会いに行こ♡
書斎のドアをあけると、イザベラが泣いていてロックが頭を撫でていた。
……チクン……
「なにかあったの?」
「この部屋にいる時間が長すぎるって叱られたみたいだ。」
「俺が話しかけるせいでもあるのに、可哀想なことしちゃったな。」
「ロック様はわるくないです……グスン……明日からは来ないようにした方が良いですか?」
「気にしなくていいぜ?叱られたら守ってやるから。」
「ありがとうございます、ロック様!お兄様が出来たみたいでわたし嬉しいです!」
……チクン……
仲の良い事で……なにも頭撫でるまでしなくてもいいじゃない……
ロックは優しいだけ。
ただそれだけ!ヤキモチじゃないもん。
本音は仲良くしないで!他の子に優しくしないで?
だけど優しいロックだから好きなんだもん。
私の考えすぎ。
どうかしてるよね、最近。
その夜は私から求めて激しいエッチをした。
ロックは優しく微笑んで腕枕をしてくれる。
大丈夫だよ、ラブラブなんだから。




