58: お寿司パーティ
「おはよう、ロック……ちゅっ」
「おはよう!かすみ、もっとして?」
んちゅ……ちゅっ……ちゅ
「今日は実家に行く日だよ!お寝坊さん?」
「かすみとイチャイチャしてたい……」
「ダーメ!ほら、起きて♡」
ロックが仕方なくベッドから出てくる。
「ジャンの彼女ってどんな子だろね?」
「想像つかないな!笑」
「いい子だといいね?」
「そりゃあ、嫌な奴なら速攻別れさせるさ!」
「結婚したら、妹ができるんだよね。楽しみだなぁ!」
そんな話をしながら朝食を食べる。
「新しい料理人達の腕前はいかが?」
「80点だな!かすみが作った方が美味いよ!」
「たまには振る舞うよ!」
「そりゃあ楽しみだ!」
お世辞でも嬉しい。
「そろそろ出ようか!」
ロックが頷く。
楽しい1日になるといいな!
ロックとイチャイチャしながらふざけてて3時間があっという間にすぎる。
「もうすぐ着くね!お尻痛いぃ」
「さすってやろうか?」
ロックがニヤニヤする。
「んもぅ……笑」
実家に着くとロックが手を繋いで引っ張って行く。
「ただいま!父さん、母さん、ジャン」
「こんにちは!」
「待ってたぞ!さあ入りなさい!」
中に入るともう全員揃っていた。
「姉さん、兄さん、紹介するよ!彼女はマリア、これからよろしくね!」
マリアはちょっとがタイのいい……いや、ぽっちゃりした女の子だった。
「初めまして、マリアです!よろしくお願いいたします!」
「こちらこそよろしくね!」
なんか迫力ある笑
どちらかというとジャンが彼女にゾッコンって感じ。
マリアはサバサバした口調で嫌味がない。
うんうん、いい子じゃない?
私はお寿司の下準備の為に厨房へ。
お米を炊いて、甘酢の用意をする。
また何を作るのかと言うように料理長が寄ってくる。
「今日はお寿司と言う物を作ります!大きくて浅いタライは有りますか?」
「こんなもんでいいかい?」
「十分ですよ!」
私はタライを洗ってお米がたけるのを待つ。
アイテムボックスから魚やウニ、イカ、ホタテ、エビなどを取り出して処理をしていく。
新鮮なイカには寄生虫がいる事があるので気をつける。
せっかくだから料理長にも手伝って貰う事にした。
ウニの殻を割って塩水で洗う作業とエビを剥いて背わたを取ってもらう。
「ウニも生で食べるのかい?」
「はい!クリーミーで甘くて美味しいですよ!」
お米が炊きあがり、タライに移す。
そこに甘酢を入れ粘りが出ないように切るように混ぜていく。
うちわが無いのでセンスで扇いで貰う、ツヤを出すためにね!
俵型の小ぶりなお米の握りを作って見せて、同じ様に作って貰う。
硬すぎず、柔らかすぎないようにきをつけてもらってね。
隙間を空けつつ大皿に並べていく。
私はお醤油を取り出した。
マグロを1枚切ると酢飯に乗せて料理長に差し出す。
「このお醤油を付けて食べてみて下さいな!」
「これは美味しい!魚がとろけるようだ!」
「でしょ?」
「飲み物は白ワインがいかな!」
「承知しました!」
大体の下準備をして皆んなの所へ戻る。
「おかえり、かすみ!疲れてないか?」
「うん!大丈夫。」
「かすみちゃんのお料理楽しみだわぁ!」
「お母様を唸らせちゃいますよ?笑」
「それは楽しみね!」
お母様がニコニコしながら私を見た。
「ところで、ジャン君はマリアちゃんとどうやって知り合ったの?」
私の質問にジャンがモジモジする。
「串焼きの譲り合いですよ笑」
マリアが言うには最後の1本を同時に買おうとして、お互いに譲り合って仲良くなったとか。
「その後何回かデートをして、お付き合いする事になりました。」
「そうなんだね!縁があったんだね。」
暫くするとお寿司が出来上がり、皆んなで食べる事に。
マリアちゃんは生だと言うことは気にしない様子。
「さあ、頂こう!どうやって食べるんだい?」
お父様が聞く。
「このお醤油をつけて召し上がって下さい。手づかみで食べるのがお寿司の食べ方です。」
皆んな一斉にお寿司を頬張る。
「美味いだろ?」
ロックがドヤ顔をする。
だから、なんでロックがドヤ顔なの!笑
口々に美味しいの連発!
良かったね♡




