47: 実家へ
目を覚ますと、もう日が高く昼近い。
今日はロックの実家に顔を出す日、急いでロックを起こす。
「もうそんな時間か……」
あくびをしながらロックがノソノソと動き出す。
「久しぶりだから嬉しいでしょ?」
「まあな!」
ハムエッグをパンに挟み馬車で食べる。
「ロックがエッチ我慢出来なくて泣いてたって教えちゃおかな?笑」
「泣いてないわ!笑」
そんなバカ話をしながらクスクスと笑い合う。
あっという間にシフォンを通り越し、後2時間位かな?
ロックと一緒にいると時間が経つのが早い。
足を揉んでくれると言うので靴を脱いでロックの膝の上に乗せる。
最初は真面目に揉んでくれてたけど、手が段々上の方に……
「そんな所はこってません!笑」
そう言ってロックの手をペシっと叩く。
「お客さん、オッパイはこってませんか?」
何ごっこ?笑
「こってません!」
「俺はアレがこってるぞ?」
「んもぅ笑」
そうこうしているうちに、レイノルズ家が見えてくる。
お土産喜んでくれるといいな。
馬車がゆっくりと屋敷の前で止まった。
「ただいま!父さん、母さん、ジャン」
「ご無沙汰しています、昨日無事に旅行から戻りました!」
「挨拶なんて良いから中に入っておいで!」
お父様もお母様も元気そうで何より。
「ジャンはどうした?」
「お見合いしてるのよ笑」
ロックがわははと大笑いした。
「なんで笑うの?」
「ジャンはお見合い成功した事が無いんだよ!記録更新だな!」
なるほど……笑
顔はまあまあいいんだけど、会話がつまらないからかな?
以外と奥手だったりして?
普通貴族の結婚は親同士が決めるものだけど、ジャンは恋愛結婚したいらしい。
可愛いとこあるよね?
それを許す両親も器が大きい。
ジャンの事は置いといて……お土産のコーヒーを出す。
2人共コーヒーを飲んだ事がないらしく、興味津々。
メイドさんを呼んで作り方を教える。
「凄く手間がかかるのねぇ」
「お気に召すといいんですが。後は新鮮なお魚を買って来ましたよ!」
「魚料理は久しぶりだね、今日料理させよう!」
「是非生で食べてみてください!」
「生ですって?大丈夫なの?」
お母様がびっくりした声でそう言った。
「ダンテ夫妻にも食べて頂きましたよ?大好評でした!」
「思ったより数倍美味かったぜ?」
ロックが後押ししてくれた。
私は厨房に行き白身魚やアワビ、ウニなどを出した。
カルパッチョの作り方を教えて部屋に戻ろうとした丁度その時ジャンが帰ってきた。
「姉さん!いらっしゃい!」
「お見合いどうだったの?弟君?」
「言わないで……」
あ、これダメだったやつだ……
ちょっと気まずい。
「お部屋でロックが待ってるよ?行こ!」
ジャンの手を引き部屋へ戻る。
「兄さん、おかえり!」
「お見合い成功したか?」
「その顔は記録更新だな?笑」
「いいんだよ!僕はありのままを愛してくれる人をみつけるんだから!」
「それより、旅行どうだった?マゼンタ行ったんでしょ?」
私達はコーヒーを飲みながら色んな話をしていった。
暫くして夕食の準備が整う。
カルパッチョ、気に入って貰えるといいけど。
やっぱり生は抵抗があるのかロック以外誰も食べようとしない。
私の気落ちを察したのか、お母様が手を出す。
「あら?本当に美味しい!あなたも食べてみて?」
「身がプリプリだね!これは美味だね。」
良かった♡
アワビのバターソテーやウニ料理を堪能する。
フォアグラのベリーソースも美味しかった!
泊まって行くように言われたけどロックが帰ると言い張り馬車に乗る。
まさか……笑
この後、防水シーツを発明する事を心に誓った私だった。




