44: 国内観光
腰が治ったダンテ夫妻は昨晩お楽しみだったようで、朝からイチャイチャしている。
こう言う光景を見ると治した甲斐が有るよね!
今日は王都周辺を散策する予定。
朝食を済ますとコーヒーが出された。
コーヒーなんてあるんだ!
なんかちょっと薄いけど久しぶりで嬉しい。
「この国にはコーヒーがあるんですね!」
思わず聞いてみる。
「気に入ったかい?王都に売っているよ、見てくるといい。」
ダンテさんは、今日も穏やか。
肌ツヤがいい気がするのは私だけかな?笑
小一時間して、ロックと都内散策に出かける。
「何処か見たい所はあるのか?」
ロックの問いに少し考える。
魚屋さんも見たいし、香辛料も、仕立て屋も見たいし……コーヒーも買いたい。
「全部!」
「あはは!長い1日になりそうだな?」
「覚悟してね?」
2人でケラケラ笑う。
先ずは衣類の流行を見たい。
仕立て屋に入ると展示されているのはスタンドカラーでタイトなドレス。
金や銀で刺繍が施されていて上品だったけど、ちょっとダサいかも。
未だにコルセットを着けるみたいで、ブラジャーは売っていない。
ふむふむ。
次はアクセサリーを見に行く。
婚約の時ルビーの薔薇を型どった指輪を貰ったし、マリッジリングも有るけど、普段付ける小洒落た物もあってもいいかなって。
店内を見回したが、豪華な指輪ばかり。
結局気に入るものはなかった。
昼食を屋台で食べてみる。
肉の串焼き、以外と美味しい♡
午後は市場を見に行く事にした。
少し歩くとコーヒーの香り!
種類は豊富じゃないけど仕方ない。
モカが好きなんだけどな。
私は1年は飲めるであろう量を買い込みアイテムボックスにしまう。
店員さんもびっくりしてたよ。
ついでにまめ引くやつ?ミルだっけ?も2つ買った。
サイフォンも必要だよね……それも2つ買う。
1つは実家にお土産だね。
お次は…お魚!
この為に来た様なものだしね?
お店を覗くと新鮮な魚や貝、イカなどが売っている!
これを買わずに何を買う!
「すみません、ここにある物全部下さい!」
ロックも店員さんもギョッとした顔をしている。
魚だけに……ギョッ?笑
思わず1人でツボに入ってしまった。
「そんなに買うのか?笑」
「まだまだ買うよ?」
ロックは呆れたを通り越して笑っている。
「ロックの実家にも分けたいしね?」
2軒目の魚屋さんに向かう。
ここでは、ウニとアワビを大人買いした。
マグロって無いのかな……?
何件か見て回ったけど、小ぶりな白身魚ばかり。
大きくて30センチ程しかない。
頭とったら食べるとこ無いじゃない?
諦めきれずに漁港に行ってみる。
あるじゃないの!マグロ!
「すみません、その魚買いたいんですが!」
そう言うとおじさんは不思議そうな顔をしてこう言った。
「捨てちまう魚を買いたい?物好きなお嬢さんもいたもんだ!」
なんだって?マグロを捨てる?勿体ない!
そうか、生で食べないから赤身は焼くのに向かないのね。
「それ、全部下さい!」
「お金なんか要らないよ、持っていきな!」
「ありがとうございます!」
大きなマグロを5匹アイテムボックスに放り込む。
こうなると、よく切れる長い包丁が欲しい。
金物屋によってみたけど、目ぼしいものは無かった。
鍛冶屋かな?
疲れたと嘆くロックの背中を押しながら鍛冶屋に向かう。
イメージは短い刀かな?
店主に絵を描いて説明する。
出来上がりは3日後らしい。
まだ滞在中だから間に合うね!
後はポーション用の小瓶を100個ほど買った。
お世話になったお礼にポーションを渡して帰りたい。
「まだ買い物するのか?」
ロックが駄々をこねだしたので渋々帰宅することに。
「あぁ、楽しかった!ありがとう、ロック」
「俺はヘトヘトだよ笑」
ごめーんね笑




