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癒しの力で人生謳歌します!  作者: ぴよコロ


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42: ロックの決断

ロックに冒険者辞めてくれないかな?と突きつけてから3日が経った。


昨日、仲間に会って来たはずだけど何にも話は進展しない。

何となく気まずい空気が流れている。


でも、待つって決めたから!

ロックが話してくれるまで待つつもり。


今日も治癒院はエラさんに任せ、食材をたんまり買うとスラム街へ行く。

皆んな食事が取れて元気を取り戻して来ている。


「メグさんおはよう!」

「おはようございます!」

メグは姉御肌と言った感じ。

炊き出しが始まってからはリーダーの様になっている。


「今日はシチューとパンにしようか?」

「はい!ありがとうございます!」

キビキビと野菜を切っていく。


アンに紹介しても良さそうだね。

私は食材を渡すと治癒院へ帰った。


帰るとロックが私に話したい事があると言う。

来たか……。


2階に行き、紅茶を入れる。


「返事待ってくれてありがとうな。」

ロックが口を開く。

「俺、仲間とも相談したけど冒険者辞めるよ。冒険者は好きだけど、かすみと子供とは比べられないしな。」


「本当にそれでいいの?後悔しない?」

「本当にって言われたらぶっちゃけ続けたい。

でも我を通すとかすみを失いそうで怖いんだよ。」


「辞めた後、どうするの?」

「うーん……それなんだよな。とりあえずはスラム改善に協力する。その後はまた考えるさ。」


可哀想な決断させちゃったかな……?

でも、未亡人にはなりたくないし。


「決心してくれて、本当にありがとう」

「かすみの他に大事なもんなんて無いさ!」

そう言ってニコリと笑った。


またいつもの優しい笑顔。

良かった……

私の開発した商品や特許を取り扱って商人ってのも悪くないよね?


ロックがやりたい事有るならそれでもいいけどね。


それからはロックがスラム街に通う事になった。

初日は2人で行ってメグに紹介した。


ロックが宅急便に使えそうな人達を選んで手網操作と言葉遣いを教えていく。

良い先生振りだな。


教えるのが上手いなら、ギルドで新人教育なんかもいいかも?ロックは古参の冒険者だし文句も出ないはず。


新人教育は、死人を出しにくくするしね!

色々有るじゃない?お仕事。


流石に農業はしないだろうけど。

農民のロックもワイルドで捨て難い笑


冗談はともかく、ゆっくり考えるといいね。

何だか下腹が痛い。

一応ヒールをかけてみる。痛みは治まったけど出血は変わらない。


……生理、遅れてるだけだった。

ロックの赤ちゃん出来たと思ってたのに……

涙が出る。


「ロック……生理が来ちゃった。赤ちゃんいなかったよぉ……」

泣きじゃくる私を家まで送ってくれた。


「子供は授かりものだからな。愛し合ってたら何時かやって来るさ!」

ロックは私の頭を撫でておでこにキスをした。


「この際だから、気晴らしに延期してた新婚旅行でも行くか?」


ロックのアイディアで、4日後から1週間海のある街へ行くことになった。

私の生理は短いので5日あれば終わってしまう。


凹んで居たけど、楽しみが出来た。

この際だから楽しまないとね!







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