37: 些細な悩み
冬も終わりに近づき、雪解けの季節。
私にはロックに言えない悩みがある。
ロックとは毎日の様にエッチしてるけど、イッたことがないんだよね。
オシッコ出ちゃう感じはあるんだけど……
イク、とはちょっと違う気がする。
恥ずかしいけど、エラさんに相談してみる。
エラさんもイッたことないみたい。
男は、イク時精子がでるからわかりやすいけど、女はどうやったらイクんだろ?
気持ちいいし、愛情感じるし些細な悩みなんだけどね?
どうせならイッてみたいじゃない?
ヨハン先生を呼び出す笑
イクにはコツがあるみたい。
膝を閉じるとか、色々な事をしないでイクまで同じ動作を続けて貰うとか、恥じらいを捨てるとかね。
自分でしてみるのがいいみたい。
イクが分かれば、エッチでもイケるようになるらしい。
流石、ヨハン先生!
自分でするって言ってもちょっと虚しい。
俺には悩みがある。
かすみとは身体の相性も良いし気持ちいいと言ってくれる。
だが、イッたのを見た事が無い。
俺は下手くそなのか?
自分だけイッてかすみは中途半端じゃないのか?
どうせなら思い切りイカせてやりたい。
どうしたもんか。
2人の悩みもそっちのけで今日も1日が始まる。
「おはよう!ロック、朝食できてるよ?今日は随分お寝坊さんだね」
「ちょっと考え事してた。」
「私にわかる事なら聞くよ?」
いやいや、かすみがわかってれば苦労しないっての!
俺は遅い朝食を食べる。
時間が有り余っているせいか余計な事考えちまう。
「昼食と風呂は任せとけ!治癒院頑張れよ!」
「ありがとう、ロック!行ってきます。」
かすみは元気に下に降りて行った。
こう言う時、相談出来るやつが居ねぇ!
ヨハンに……ダメだ、アイツはゲイだからな。
ましてやジェシカになんて聞けやしない。
ダニーは女と付き合ったことがないし、ケントはこう言う話は向かないな。
娼婦にきいてみるのはどうだ?
餅は餅屋って言うもんな!
俺はかすみに出かける事を告げて街に繰り出した。
飲み屋街を1本入ると娼館がある。
話すだけなら浮気じゃないよな?
金を支払って部屋へ行く。
「俺は抱くつもりは無いんだ。女をイカせる方法を教えてくれないか?」
「あらやだ!真面目ねぇ」
女は30過ぎくらいシェリーと名乗った。
「奥さんがイカないの?濡れないの?」
興味津々に聞いてくる。
「真面目に悩んでんだ、茶化すなよな。」
「ごめーん、で?」
「濡れるし、気持ちよがってるし、拒まないし……でもイッてるとこ見た事ねぇんだよ。」
「ふんふん、前戯に時間かけてるの?奥さんの性感帯は知ってる?あれこれ体位変えたり触り方変えたりして無い?」
「前戯、30分はしてるぜ?もっとかもな?
性感帯は首、乳首、アソコ。マメより穴派かもしれんな。」
「イクにはコツが有るのよ、私は大概演技だけど笑」
シェリーは続ける。
「まず、足が開いた状態はイキにくいわね。それから穴派なら指は上向きで第1関節少し曲げて、上壁擦るようにやるのよ?
気持ちいいと穴が膨らんでくるから、そうなったら同じ動作をずっと続ける事!これが大事よ」
「なるほどな、他にアドバイスあるか?」
「そうねぇ、ダメの種類を見分ける、かな?」
「ダメの種類ってなんだ?」
さっぱりわからん。
「気持ち良すぎてもうダメーっていうのと、本当にダメな時があるの、相手をよく見てれば分かるわよ。」
「色々奥が深いな!参考になったぜ、ありがとうな。」
俺はシェリーに礼を言って娼館を出た。
昼までに戻らなきゃな。
かすみの好きなオムレツでも作るか!
今度は腕がもげてもイカせるからな。
自宅に戻った俺はキノコのオムレツとコーンスープを作った。
なかなかいい出来だ!
かすみが上がって来る音がする。
あと半日頑張れよ!




