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癒しの力で人生謳歌します!  作者: ぴよコロ


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22/90

22: こだわりのロック

1ヶ月後に結婚式を控えた私達は昼から王都の仕立て屋さんに来てもらうことになっている。

本当ならばこちらから向かえばいいんだけどお店には下着が展示されているからね、見られたくない。


こういう時のロックはいつもの穏やかさはない。

拘るんだよなぁ…

悪い事じゃないんだけどね。


程なくして仕立て屋さんが到着する。

先ずは採寸からやり直し。

太ってないと思うけどね?


ロックが、紙に大体の形を描いていく。

今回のドレスはウエディングドレスだけあって、肌は見せたく無いみたい。


レースで長袖首元まで覆われている。

胸元から生地を変えて後ろに長く引きずる感じ。

フリルとリボンがあしらわれて行く。

可愛いな……!


前側が寂しく感じたのか、パールの刺繍を提案していく。

仕立て屋さんが必死でメモを取る。


1週間後にまた来る約束をして帰って行った。


「ロックのタキシードはこだわらないの?」

笑いながらロックに訪ねる。


「俺はいいの!かすみが1番輝かなきゃな」

そう言ってニヤリと笑った。


午後からは招待状を渡して挨拶に回った。

今日1日では周り切れそうにないのでまた明日続きをする事にして置く。


ジェシカ来るのかなぁ…

ふと、そんな事が頭をよぎる。


私は両親も友達も居ないから簡単なものだけど、寂しいよなぁ……


式の時、花嫁入場1人なのかな?

ロックに尋ねると入場は2人でするみたい。

良かった!


安堵していると、ロックがぽっりと言った。


「俺達が王都に行ったあとスラムはどうなるんだ?

今は物資を提供しているけど。何か考えないとな。」


考えてみればそうだよね。

自分達の事しか考えてなかった事が恥ずかしい。


「シフォンにポーション屋を作って働いて貰うのはどうかな?」


「それはいい考えだな!」


明日招待状出しが終わったら物件見に行く事になった。


式までに読み書き、計算を覚えて貰えたらいいんだけど。


次の日、招待状出しは昼過ぎまでかかってしまった。


ロックと一緒に物件を見に行くはずだったけど、短期間で人材育成も無理があるのと

今現在冒険者ギルドで扱われている事が定着している事を考えると2号店は難しいんじゃないかと言う話になった。


「スラム……どうしようか?」

「うーむ。」


いきなり見放したら生きて行けないだろうな。

2人で頭を抱える。


そうだ!宅急便だよ!

馬車を用意して王都からダンさんの店まで運送屋をやって貰えばいいのでは?


ロックに運送屋の案を出してみる。


「それは便利そうだ!ポーションだけでなく色々配達を請け負うのも良さそうだな!」


働かざる者食うべからず!

この案で行こう。


私達はスラムに説明に向かった。

宅配便爆誕だね!


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