67話 強制収容所
「あまり良さそうな施設では無さそうだが、どんな施設なのだ?」
「強制収容所は、主に密告されて逮捕された者達や権力闘争に敗れた者達が大抵は一家ごと送られる施設です。
劣悪な労働条件と過酷な労働、更に『幻魔の森』内での作業のため、事故死か過労死か森に満ちるファンガスの胞子にやられて苗床になるかのどれかの最期を迎える事になります」
どうやら生き地獄の類の様だ。
「…そうか。もし南部に侵攻することがあれば早めに解放するとしよう。
この様に、かなり離れた場所の情報まで把握出来る事が分かったと思う。
これより小型の《戦域情報表示台》は把握出来る範囲は狭いが、同じ物となる。
説明は以上だ」
そして台から離れると、早速周囲に居た者達があれこれ操作したり、疑問点などを訊いてきたりしてくる。
僕は保守担当となる技師達に整備方法を説明しながら質問に答え、一通り終わった所で次の兵器の説明に移る事にした。
「諸君、一旦《広域情報表示台》を触るのは止めてこちらを見てくれ。これを見た事がある者は居るかな?」
3姉弟共用の【亜空間収納】から半径10㎝の円柱状の物と、半径30㎝の円盤状の物を取り出して見せる。
多くの者が首を捻っていたが、技師の1人であるドワーフが、
「小さい方は確か最近作られた魔道具で、地面に埋めて踏んだら爆発する《魔道地雷》とか言うものではないかと…形状的に大きい方も同じでしょうか?」
「その通りだ。これらを主にプロホローグ要塞とアローマンシュに配備する。
『森と精霊の王国』は巨人族を先頭に立てて攻めて来るため普通の《魔道地雷》ではあまり効果が無さそうだから、大型の《魔道地雷》を主に配備してくれ」
ーお知らせー
間もなく子供が産まれるため、当面の間投稿がかなりの不定期スローペースになりますm(_ _)m




