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5話 任務

   ◆◆◆スコルツside◆◆◆

「スコルツよ、任務を与える。『鉱石と闘技の国』の宮殿に潜入し、新しい王達を【血の隷属】を使って余の傀儡とせよ。

途中の便宜はこのラムケ公爵が図ってくれる。良いな?」


私を呼び出したバルド第一王子が、部屋に入るや否やそう告げた。

「御言葉ですが、【血の隷属】が使えるのは満月の夜だと言う事は知れ渡っております。当然、厳重な警戒が敷かれると思うのですが」


無駄だと思いながらも訊いてみる。すると案の定バルドは激昂し、

「黙れ!いつお前が意見を言っても良いと言った⁉︎お前はただ言われた事をやれば良いのだ!」

そう私を怒鳴りつけた。


「まあまあバルド様…スコルツ殿、新しい王達は3人がかりで辛うじて前王に勝った程度の者達だそうですし、私の息のかかった者が宮殿内を手引きしますからそこまで危険な仕事にはならないと思いますよ」

ラムケ公爵はバルドを宥めつつ、私に多少詳しく説明をした。


「分かりました、では準備を致しますので失礼します」


退室するとドア越しに声が聞こえる。

「フフッ、『鉱石と闘技の国』を手に入れば王位継承も間違い無いし、我が国も大国の仲間入りが出来る…ラムケ公爵、その暁には其方にも充分な恩賞を約束するぞ」

「バルド様、楽しみにしておりますぞ」


ドアから遠ざかり、2人の笑い声も聞こえなくなっていく。

(ヴァレシル殿はいくら子供とは言え、手加減したりする様な方ではない。今回も厳しい任務となりそうだな)


王子からの任務はよく情報の抜けがあるので、現地で今一度確認すべきだろうと思いながら、準備をすべく自室へと戻った。


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