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裏ギルド

私は秘密の部屋で父の机の中にある、手帳に裏ギルドの所在が書いてある部分を発見した。

父は何事にも用心深い人で、密かに調べたり、大切なものを頼むときは密かにこの裏ギルドを使っていた。

 

私はお金の袋を持ち秘密の通路を使い裏門に向かった。  裏門には、リカルドが一人守衛をしていた。

彼は長くこの屋敷の使用人をしていたが、年をとったので、庭仕事はきつくなったので、ほとんど人の来ない裏門の門番として、私が雇い入れた。  彼は私に感謝の意を示し、私にとっては信用できる人間だ。

彼は黒いドレス姿の私をを見てひどく驚いていたが、私の意識が回復したことを喜んだ。

私は彼に頼み、屋敷の裏門の外に馬車を呼んでもらえるよう頼んだ。

私はまず、屋敷をやめされられた家令の家に行った。  やはり彼は夫であるロイエンタールに退職を命じられたそうだ。  彼は父の時代から、この屋敷の管財人を務める信頼できる人だ。

私は自分の財産のすべてを書いた債権証書と印鑑を彼に預け少しの間、姿を隠し、まったく偽の証書と印鑑を作るよう彼にお願いし、お金の袋から、何枚かの金貨を渡した。

彼は退職金は十分に出ているので必要ないといったが、無理に金貨を押し付けた。

私はいよいよ、馬車を回し、裏ギルドに乗り込んだ。


その店はあまり人通りのない、路地のつきあたりにある、小さな店であった。

雑貨の部類を扱う、どこにでもある店であったが、一番奥のコーナーの店員に金の皿はあるか?

と聞くと、定員は店のさらに奥に案内した。 店の奥は不思議なことに店の倍の広さの部屋があり、隣の店と繋がっていた。   暗い部屋の椅子に年の頃なら50近くの屈強葉男が一人、狼犬を携えて、座っていた。

私は自分の身分をあかし、お金を袋をだし、夫の実家の伯爵邸を調べるよう依頼した。

夫の態度がおかしくなったのは明らかに夫が手紙も受け取ってからだ。

手紙の封には伯爵家の印があったように思えた。  夫はそのことはなにも話してくれなかったが、それからしばらくすると離婚を口にした。  弟の継いだ伯爵家に何かあったのだと、私は思った。

ギルドの男は前公爵様には世話になったので、伯爵家のことは、自分に任せるよう、言ってくれた。

彼は王室の影であったが、侯爵家に偵察に入ったところを父に見つかり、父は自害しようとする彼を止め彼のためにこの裏ギルドを作ってくれた父は、命の恩人だと言った。

私は何にかかの店員に見送られ、店をでた。  注意してみると、彼らは皆目つきが鋭い。

皆裏ギルドの人間のように見えた。

私の心臓はバクバクとなったが、馬車は何事もなかったかのように私の屋敷に戻っていった。

裏門で待っていたリカルドは私にパンやチーズ、ミルクの入った瓶を押し付けた。

顔色が悪いので心配してくれたようだ、 私は彼にお礼を言い、ロイエンタールが屋敷に戻る前に自分の部屋に戻った。


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