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黒いドレスの女  作者: 雪風花


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私は姉をゆるさない、キャロラインの復讐

たまたま、知り合いの娼館の主人の家でルシアンと出会った私は、運命を感じた。

義理の姉の夫にそっくりな顔のこの男、彼はロイエンタールの弟だった。   

娼館の主人は、もともとは貴族であったが、素行不良で、家から勘当された。

そのさい、世間から騒がれないよう、瀟洒な家と財産の一部を分けてもらったようだが、その財産のすべてを使い、借金まみれの男の借金を肩代わりして、館で仕事をさせる商売をしている。


私は17歳の時、侯爵家を追い出されて、彼に、パトロンになってもらっていたが、最近では貴族の令嬢たちを娼館の館を紹介してたくさんのお金を彼から融通してもらっている。 

私は流行のドレス、宝石に気を使い、社交界の花のような存在だったので、たくさんの貴族の令嬢と友人を持っている。


知り合いのほとんどの令嬢達は、家が決めた政略結婚を強いられるため、たくさんの不満をもっていた。

蕩けるような恋がしたい令嬢たちに、秘密の男娼の館を紹介した。   

皆、疑似恋愛と知りながら美しい彼等に夢中になっていった。   

娼館の主は、最近、男娼から令嬢による情報を集め、お金になりそうなことがあると、貴族の家に揺すりをかけている。   

私は娼館の主に彼の兄は公爵で、兄から身代金をたくさん取れる、と言うとその話に乗ってきた。    ルシアンに兄に手紙を書かせたが、なかなかお金が払われないため、ついに彼も客をとらされ、相当落ち込んだいた。   私は、ルシアンを公爵家の主に仕立て、侯爵家を乗っ取ろうと計画した。   

パトロンの目を盗み、彼と会うようになり、私の寝物語にルシアンは最初乗ってこなかったが、屋敷を逃げ出そうとして、ひどい目にあわされ、私の話を聞くようになった。   

私は友人から手に入れた心を操ることが出来る薬を彼と寝るたびに彼の飲ませ、そのうち彼も私の計画に乗ってきた。   

私は、私を追い出した、マリアンヌに復讐しようと、殺すことをルシアンに命じたか、彼には殺す意気地がないのか、どうやら、中途半端にしか、薬を飲ませなかったようだ。   

仕方なく彼に債権、家の権利書、お金になる証書をすべて盗み公爵とその妻になりすまし、館、館の土地、彼等の財産を奪い取る計画を立てた。   

知り合いの弁護士に頼み、すべての手はずは整ったが、ルシアンが最後の最後で、自分たちに必要な分だけを取り、兄を館から逃がし2人で逃げようなどと言い出した。


冗談じゃない、マリアンヌの夫はルシアンの、自分は死ぬという手紙で、彼を心配して話し合いに訪れたようだが、薬の入ったワインを飲ませて、ずっーと、ルシアンの代わりにあの館で寝ていてもらわないといけない。   異国の薬はルシアンには完全には効かないのか?    

弁護士同伴で管財人にもルシアンとその妻として、何度か会っていたので、彼無しで、財産移行の手続きは無事済ませたので、もう彼は必要ない。   

舞踏会に彼がいたら、最後にワルツでも踊って、彼と「さよなら」しても良い。   

美しい男ではあるが、あんな気が弱く、無能なら、私には必要ない存在だ。   

もうすぐ、館も財産もすべて私の物になる.    

今度はあの女を今度は反対にあの館から追い出してあげる。

   

私は侯爵の愛人になり、死んでいった美しい母のような哀れな女には、ならない。   

子供の頃から、それなりの生活はさせてもらえたが、義理の姉のような、生粋の貴族ではないので、姉を飾るすべてのものが欲しかった。   

彼女に美しさでも勝ちたかった、なのに、最終的に血のつながりがない? あんなはした金で私を追い出すなんて、、、渡された家を買うお金も、当面の生活費も一年足らず無くなってしまった。   

私には貧乏な生活はできない。


マリアンヌは病が回復した祝いで、舞踏会を開くようだが、私が舞踏会に乗り込み、あの女の破滅する姿をこの目でみたい。   私は以前姉だった女を許さない。  そして、もうすぐ、私の復讐は終わる。

     

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