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死者の目覚め  作者: モモンガ太郎


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第五章 世界の声が消える日

四月二十日。テレビ放送が途絶えた。


最後まで放送を続けていたNHKの画面が砂嵐に変わった瞬間、地下街の誰かがすすり泣いた。インターネットもほぼ不通。電力網は各地で寸断されていた。


世界がどうなっているのか、もうわからなかった。


ただ、地上から響く音だけがあった。


引きずるような足音。低い呻き声。時折、悲鳴。それも日に日に少なくなっていった。悲鳴が減るということは、悲鳴を上げる者が減っているということだ。


中村は地上への偵察を日課にしていた。その日、彼は地下街に戻り、静かに言った。


「明治通りから天神交差点まで、全て奴らで埋まっとう。千や二千やない。万単位たい」


三十七人は、三十二人になっていた。

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