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南の海

あのメールから、数時間経過したがあのメールは嘘ということもなく、救助の目処が立ったという運営からの連絡もない。まぁ、期待は全くしていなかったが。そして今、俺は東西南北ある内の南、膝ほどまで水がある海に来ていた。流石ゲームと言うべきか、膝まである水が全く気にならない。だが、かれこれ10分近く歩いているのに全く敵とエンカウントしない。おっ、そんな事を言っていたら早速敵を見つけた。赤色の宙に浮いている魚だ。


「ふっ!」


尾の付け根に切り込んだが、なかなか太いため刃が中ほどで止まってしまった。すぐに気付かれ振り返ってくるがその前に、袈裟切りをお見舞いし、大きく後ろに下がる。そこに赤い魚が鋭い歯がズラッと並んだ口を開けて突っ込んでくる。


「ふむ、このまま避けるのもいいがこっちの方が面白いだろっ!」


そう言いながら、太刀の切っ先を魚の口に突き出す。するとそのまま刺さっていきビクンッ!と大きく震え、鱗の付いた皮が残った。ドロップアイテムは町に持って帰らないと名前等は解らないため、カバンにそのまま入れる。


その後、3回ぐらい魚と戦い、1回だけ蟹が出てきたが、動きが遅く、関節にチクチク刺すだけの簡単なお仕事だったため、特筆することはない。

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