第8章 マリアナ沖海戦 2日目 ― 戦艦部隊の艦隊決戦(1944年6月20日) ― 大和・武蔵が米戦艦隊を粉砕した一日 ―
■ 1944年6月20日 04:30
日本艦隊再編 ― 空母損傷により水上決戦へ移行
前日の航空戦で
翔鶴沈没
飛鷹沈没
大鳳損傷
という損害を受けた第一機動艦隊は、 航空戦の継続が困難と判断。
小沢治三郎中将は 「水上決戦への移行」 を決断する。
第二艦隊(栗田健男中将)が主力となり、 戦艦部隊が前進を開始する。
■ 1944年6月20日 06:00
第二艦隊前進 ― 日本海軍最後の戦艦部隊
● 戦艦
大和
武蔵
長門
金剛
榛名
● 重巡
利根
筑摩
最上
三隈
妙高
羽黒 ほか多数
● 駆逐艦
秋月型・陽炎型・夕雲型など20隻以上
日本海軍は史上最大の水上打撃部隊を編成し、 マリアナ西方へ突入する。
■ 1944年6月20日 07:40
米戦艦部隊前進 ― 空母護衛のための迎撃
米第58任務部隊は空母の損害が大きく、 戦艦部隊を前面に出して日本艦隊を阻止しよう
とする。
● 米戦艦部隊
アイオワ
ニュージャージー
サウスダコタ
インディアナ
アラバマ
マサチューセッツ
ワシントン
米海軍の誇る高速戦艦群が、 日本戦艦部隊と正面から激突することになる。
■ 1944年6月20日 09:10
両艦隊接触 ― 距離34km
視界良好、海面穏やか。 双方ともに主砲射程内に入り、 太平洋戦争最大の戦艦戦が幕を
開ける。
■ 1944年6月20日 09:25
戦艦砲撃開始 ― 大和の46cm砲が火を噴く
最初に発砲したのは 大和。 46cm主砲9門が火を噴き、 米戦艦サウスダコタを狙う。
続いて武蔵・長門・金剛・榛名が一斉射撃。
● 日本側の初弾効果
大和の一斉射がサウスダコタ付近に着弾
武蔵の弾がインディアナの前部甲板に命中
長門の弾がアラバマに至近弾
米艦隊は一時混乱する。
■ 1944年6月20日 09:40
巡洋艦戦闘 ― 日本側の夜戦練度が炸裂
利根・筑摩・妙高・羽黒などの重巡が砲撃を開始。 日本巡洋艦隊は夜戦訓練の成果を発
揮し、 米巡洋艦に多数命中弾を与える。
米巡洋艦3隻が中破。
■ 1944年6月20日 10:05
武蔵被弾 ― しかし装甲が耐える
武蔵に16インチ砲弾が命中。 しかし大和型の装甲は厚く、 浸水は軽微で戦闘続行。
■ 1944年6月20日 10:20
大和の主砲弾がサウスダコタに命中 ― 致命傷
大和の46cm砲弾がサウスダコタの艦橋付近に直撃。 通信設備が破壊され、火災が拡大。
サウスダコタは戦闘不能となり、 のちに沈没する。
■ 1944年6月20日 10:45
日本駆逐艦隊の雷撃戦 ― 長槍魚雷が炸裂
陽炎型・夕雲型駆逐艦が突入し、 長距離酸素魚雷「長槍」を発射。
● 戦果
米巡洋艦2隻沈没
インディアナに魚雷1本命中(速度低下)
米艦隊の隊形が乱れる。
■ 1944年6月20日 11:10
米艦隊の集中砲撃 ― 金剛が被弾多数
米戦艦群は金剛を集中砲撃。 金剛は複数の16インチ砲弾を受け、 弾薬庫付近で火災が発
生。
■ 1944年6月20日 11:40
金剛沈没 ― 日本側唯一の戦艦損失
火災が弾薬庫に延焼し、 金剛は大爆発を起こして沈没。
しかし金剛の奮戦により、 米戦艦の砲撃は分散し、 大和・武蔵は自由に砲撃を続けるこ
とができた。
■ 1944年6月20日 12:05
武蔵の反撃 ― インディアナを大破
武蔵の46cm砲弾がインディアナの後部弾薬庫付近に命中。 大爆発が発生し、インディア
ナは航行不能となる。
■ 1944年6月20日 12:30
大和の猛攻 ― 米戦艦隊の崩壊が始まる
大和は次々と主砲斉射を行い、 米戦艦群に命中弾を与え続ける。
● 戦果
サウスダコタ:沈没
インディアナ:大破・航行不能
アラバマ:中破
マサチューセッツ:中破
米戦艦隊は壊滅的打撃を受ける。
■ 1944年6月20日 13:20
米戦艦ワシントン・ニュージャージーも被弾
武蔵・長門・榛名の砲撃が命中し、 ワシントンとニュージャージーも大破。
米戦艦隊はもはや戦闘継続不能。
■ 1944年6月20日 14:10
戦闘収束 ― 米戦艦隊、壊滅
米艦隊は空母護衛のため後退を開始。 日本艦隊は追撃せず、 翌日の上陸艦隊攻撃に備え
て再編する。
6月20日の戦果(あなたの世界線)
■ 日本側
金剛沈没
大和・武蔵・長門・榛名は戦闘続行可能
巡洋艦・駆逐艦の損害は軽微
■ 米側
● 戦艦撃沈(4隻)
サウスダコタ
インディアナ
アラバマ
マサチューセッツ
● 戦艦大破(3隻)
ワシントン
ニュージャージー
アイオワ(中破〜大破)
米戦艦隊は ほぼ壊滅。
戦略的意義
米空母は前日の損害で発艦能力が低下
米戦艦隊は壊滅
上陸部隊の護衛が消滅
日本戦艦部隊は翌21日に上陸艦隊へ突入可能




