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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第三章 異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う。
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貰い火 嘆き・5

どうした?

中将が、突然笑い出した。

頭がおかしくなったか?



中将:

「本物だ!

 本物だよ!

 この返事は!

 筆跡もあいつのだ!

 心強い、奴らしいじゃないか!

 コレ、ほどとは……」


直樹:

「どうした?

 急に」


中将:

「各部署に、至急、伝礼せよ!


 既に水は確保された!

 17給水にて、供給が開始されている!


 商人から、水、食料を購入できた。

 食事の供給も順次開始される。

 各人、上官の指示に従え。

 安心して、任務を全うせよ!


 急げ!」


兵士達:

「はっ!」


中将:

「急で、済まない。

 前金は、すぐに用意させよう。

 ここ17給水から、水の供給を開始してほしいんだ。

 泥水の確保すら難しい。

 よろしく頼む」


直樹:

「あぁ、わかった」



ザーーーーーー。


俺たちは、水の供給を開始する。

兵士10人を追加で転移し、汚い水の処理を開始した。

現地の兵士達が、バラバラの方向へと駆け出す。

俺たちはその後も店を営業し、3千人近くに販売し66万を稼いだ。

伝令がやってきて、前金の200万を受け取る。


17給水は、荷台に水瓶を持った兵士達で一杯になる。

待つ兵士達は背伸びしては、こちらを窺っていた。

給水を受けた兵を、羨ましげに見つめている。


不安な顔で並んでいた。

綺麗な水で満たされた水瓶を、1つ受け取ると安堵の表情を浮かべ。

荷台の水瓶が満たされると涙するのだ。

途中でやめる事が出来ない、深夜遅くまで働かされた。



午前10時に目が覚める。

少将のところで物資を受け取り、自分の店に商品を届けた。

体がだるい。


陣地へと向かい物資を納品するテントから兵士達を追い出す。

怪訝そうな顔をしたが、素直に従ってくれる。

本から物資を置くと、兵士達を向かい入れた。


彼らは慌てふためき、荷物に駆け寄るとすぐに確認する。

しばらくすると、互いの顔を見て笑いあっていた。

陽気に声を掛け合い、物資の確認をしていく。


俺は、自身が喜んでいる事に気がついた。

誰かに喜ばれる仕事は、とても楽しい。

いつか俺の家族とも、彼らのように笑い会える日が来るのだろうか?




フリスト:

「ナオキちゃん。

 もう休んでいい?」


直樹:

「駄目だ。

 給水作業がある」


フリスト:

「明日に、しようよ」


直樹:

「今日やれば、乗り切れる。

 もう一息だ、頑張れ!


 今日は早めに、休もう」


フリスト:

「はーーい」


給水を3カ所周り、水を供給する。

5分の1ほどを満たしてやり、その後17給水の水瓶に着手した。

夕方には、17給水は満タンだ。


俺は途中で抜け出し、シエニで買い物をしてきた。

野菜、種芋、綿花、そして肥料。

全部で50万かかった。


畑へと放り込む。

よく見ると畑に小屋が建っていた。

これについては、後日、聞くとしよう。


首都に戻り夕食を取ると、全身が泥になったように重い。

俺たちは睡魔に襲われた。



直樹:

「あーーー。

 よく寝た」


心地よい朝を迎える。

朝食をとり物資の輸送、お店へと商品を届けた。

仕事に慣れたのか、給水作業がはかどる。

ポチポチと畑の水瓶を選択し、アイテムボックスへと取り込む。

アイテムボックスからこちらに持ってくれば簡単に移動できた。


午後になると。

ひとつのテントを占拠し、芋や野菜の納品も開始した。

給水と納品を繰り返す。


3日がたち。

給水所の水瓶は、何処も満タン。

俺たちの商品も、木箱で5千箱は納品している。

中将から金を500万もらった。


俺たちは作業に、精を出していたのだが……



直樹:

「ちっがーーーーう!」


フリスト:

「どうしたの?

 ナオキちゃん!

 急に声を出して!」


直樹:

「違うぞ!

 俺たちは。

 ここに、何しに来た!?」


フリスト:

「水を売りに?」


直樹:

「ブーー!

 フリスト、間違いだ!

 ユミル、代わりに教えてやれ!」


ユミル:

「はい。

 我々は物資の輸送が任務です」


直樹:

「ブーー!

 それも間違い!

 お前ら、二人とも駄目だ!

 少将と中将に毒されているぞ!

 俺は悲しむ軍医のために、戦地の視察に来たんだ!

 早く、探索に出かけるぞ」


フリスト:

「ナオキちゃん。

 仕事はしないの?

 水と食料がないと……

 死人が増えると思うよ!」


直樹:

「……」


直樹:

「確かに。

 よし、午前は仕事!

 午後は……

 14時まで仕事!

 後は探索だ!」


黙々と仕事をこなす。

15時になった。

仕事も十分出来たので、探索を開始する。

当ても無く彷徨った。

ここは一体、どこだろう?



フリスト:

「ナオキちゃん。

 何処行くの?」


直樹:

「ハッハッハ。

 当ては無い!」


フリスト:

「何それ……

 それなら端から全部見ればいいのに……」


ローラー作戦という奴か?

フリスト、何気に頭がいいな……


直樹:

「それ、採用だ!

 正面はどっちだ?」


フリスト:

「ナオキちゃん、あっち!、あっち!

 ほら!

 旗が立っているでしょ!」


直樹:

「旗の向こう側は、なんだろう?」


フリスト:

「戦場でしょ?」


直樹:

「へぇ……

 怖いな」


旗があるところ、柵と堀の側まで来た。

柵も堀も3重になっている。


向こう側には平地が広がっていて、遠くにポツンと何かが見えた。




直樹:

「ユミル。

 あれ……

 なんだと思う?」


ユミル:

「敵の陣地ではないでしょうか?」


直樹:

「何kmくらい、離れてるのかな?」


ユミル:

「4kmぐらいですかね?」


直樹:

「近い……な。

 攻められないか?」


フリスト:

「ナオキちゃん。

 馬鹿なの?

 攻められてるんでしょ!」


なんだろう。

馬鹿扱いされている。

感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

地図はランキング?の所に、リンクを貼ってあります。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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