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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第三章 異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う。
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貰い火 嘆き・4

少尉:

「大佐殿。

 これはいったい?」


大佐:

「見たままじゃないか。

 店だよ店!

 食べ物屋だ。


 値段も安い、良心的だ。

 20倍だって金を払う。

 ゆで卵が食えるとはありがたい。


 君も早く、買うといい」


少尉:

「しかし、これが敵の罠なら!」


大佐:

「それは無いな。

 はじめに食べた奴は、今もピンピンしてる。

 もし侵入されているのなら、ここは終わりだ。


 それに……

 店を手伝っている奴らの中に、見覚えがあるのが居る。

 ここの兵士のだったはずだ。

 だが、おかしい。

 生きているはずは、無いんだが」


少尉:

「もうすぐ、中将が参ります」


大佐:

「それはいかん!

 私の事は内緒だぞ。

 買ったら、すぐ逃げるとしよう」




少尉が兵士を連れて戻ってきた。



少尉:

「これは……

 どういうことでしょうか?」


直樹:

「すまない。

 店になってしまった」


少尉:

「しかし、何処から食料が……

 それよりもメグスラシル中将が、参ります」



兵士の集団が向かってくる。

並んでいる兵士たちが、見つめていた。

中には殺意をぶつけている奴もいる。


おいおい、大丈夫か?

上官じゃないのか?

問題になったりしないか?


将校?:

「この店の責任者は、誰だ?」


ユミル:

「ナオキ様。

 こちらの方が中将です」


年齢は30歳後半か?

ノルナゲストよりは、顔が凛々しい感じがする。

スパイキーショートというヤツかな?



直樹:

「あぁ……。

 多分、俺が責任者だ。

 ノルナゲスト少将から手紙を預かっている。


 中将か?」


中将:

「そうだ」


手紙を少将に渡すと、中将が手紙に目を走らせた。


【1枚目】

メグスラシル中将へ


軍本部からの結論を伝える


現在、補給路の再構築を行っているが、かなりの時間を要する

回復のめどは立っていない

貴殿の手腕に期待する



【2枚目】

私から君にプレゼントを贈る


この書面を託した人物だ

彼は異世界人で協力関係にある

命令は出来ないが、君の生命線となるだろう

態度が悪いが、上手にあしらってくれ


彼の能力は輸送型で、木箱3000の輸送が可能だ

長距離でさえ一瞬に移動できる

必要な物資を記載した書面を、彼に持たせて欲しい

期待にこたえられるように努力しよう


彼には、私が把握できていない未知の能力があるようだ

役に立つかもしれない

相談すると良いだろう


幸運を祈る



中将は、手紙を読むと魔法で燃やしてしまう。


直樹:

「なっ!?

 燃やしやがったぞ!」


中将:

「すまない。

 君は、初めてか?

 機密保持のため、軍では燃やす事が多いんだ。

 他意はない」


直樹:

「そうなのか?」


中将:

「別の場所で話がしたいんだが。

 移動してもらえるか?」


直樹:

「それは無理だ。

 店の食料は、俺が持ってくるからな……」


中将:

「分かった。

 では、ここで話をしよう。

 準備してくれ」



兵士達が、テントの中の水瓶を移動させた。

机と椅子を運んでくる。

周りを囲んで壁を作った。



直樹:

「作業をしながらでも、いいか?」


中将:

「あぁ。

 かまわない」


直樹:

「すまない。

 ちょっと水を持ってくる」




中将を待たせて、水を持ってきた。



直樹:

「じつは、中将に頼みがある。

 俺は少将への返事がほしいんだ」


中将:

「いきなりだな……

 君は」


直樹:

「返事を届けると、報酬をもらえる約束なんだよ」


中将:

「返事は、すぐに書くことを約束しよう。

 渡す前にいくつか聞きたいことがある。

 時間は取らせない。

 良いだろうか?」


直樹:

「いいぞ」


中将:

「聞きたいことは山ほどあるんだが……

 まず君達は、水や芋を何処から運んでくるんだ?」


直樹:

「企業秘密だな」


中将:

「では、話し方を変えよう。

 水や芋をこちらで買うことは可能か?」


直樹:

「水は時間をかければ、いくらでも供給できるが。

 芋には限度がある」



周りを囲う兵士たちの雰囲気が、少し穏やかになり。

目配せしたり、小声で話を始めた。



中将:

「では、水の供給を頼みたい。

 芋もあるだけ買いたい」


直樹:

「おぉ!

 買ってくれるのか。

 ついでだ、野菜も買ってくれ」


中将:

「他にもあるのか?」


直樹:

「多分、あると思うが。

 確実ではない。

 ある分だけ買ってほしい」


中将:

「よし、全部買おう。

 金がある分はすぐに払う。

 足りない分は後日でもいいか?」


直樹:

「うーん。

 キチンと払ってくれるのなら問題ない」


中将:

「ありがたい。

 すぐに少将への返事を書く。

 待ってくれ」



少将への返事を受けとった。



中将:

「水の供給をお願いしたい。

 すぐに可能だろうか?」


直樹:

「俺は少将のところへ行ってきたい。

 その後でもいいか?」


中将:

「時間はどれくらい必要だろうか?」


直樹:

「1時間以内に」



周りの兵士達が騒ぎ始める。


兵士達:

「馬鹿な!」

「どれほどの距離があると思っている!」

「ここは戦闘地域だぞ!」

「不可能だ!」



中将の目が鋭くなる。



中将:

「1時間……

 待たしてもらおう。

 少将に返事をお願いしてもいいかな?」


直樹:

「いいぞ。

 ユミル、フリスト。

 ちょっと、少将のところへ行ってくる。

 あと中将に物資を販売する事になった。

 俺が戻り次第、水の供給を開始する!

 準備をしてくれ」


フリスト:

「ナオキちゃん。

 お店、どうするの?」


直樹:

「そうだな……

 水の価値は無くなるな。

 今のうちに野菜や葡萄、林檎も販売しろ。

 浮浪者の店の分は、とって置けよ」


フリスト:

「わかった」



少将の元へ返事を渡し20万もらってきた。

返事を中将へと渡す。

受け取ると、真剣な表情で手紙を読んでいた。



中将:

「ワハハハハ。

 アーーーハハ、ハァハァ。

 クックックックッ。

 クッ、アーーーハハハ」

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おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

地図はランキング?の所に、リンクを貼ってあります。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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