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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第三章 異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う。
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貰い火 嘆き

次の日、朝から店の商品を届けあとは竜車の中でゴロゴロと過ごした。

夜になって基地に到着する。



ガシャン、ガシャン。


声:

「死神様!!」


ガシャン、ガシャン。


声:

「死神様は、居られますか?」


直樹:

「やはり来たか。

 ユミル、フリスト。

 行くぞ!」


ユミル、フリスト:

「はい」



軍医と一緒に建物へと全力で駆け込んだ。

何人かこちらに転送し、瀕死の連中を隷属させていく。

278人を隷属。

死者68人、拒否27人、計373人。



直樹:

「軍医。

 前回よりも、損傷が激しいと思うんだが?」


軍医:

「はい。

 死者が多いんです。

 私にもっと力があれば……


 本当に、不甲斐ない。

 本当に、悔しいんです」


直樹:

「運ぶ死体の数も多いのか?」


軍医:

「残念ですが……」


直樹:

「お前は良くやっている。

 明日、少将に聞いてみよう」



翌朝、物資と死体の積み下ろしをし、俺たちは自力で帰ると竜車の連中に伝えたが。

竜車の護衛兵たちに拒否される。


当然だ。

俺達を無事、届けるのが任務だからな。

ユミルが少将宛に手紙を書き、それを持ち帰る事で話がついた。

軍医に頼み、部屋の隅を貸してもらう。

絨毯を敷く。

兵士を10人出して警護させると、首都へと向かった。




直樹:

「ユミル。

 少将に会いに行くぞ!」


俺は、勢いよく歩き出したんだが。



直樹:

「……

 ユミル。

 あいつ何処にいるんだ?」


ユミル:

「陸軍棟です。

 ご案内します」


直樹:

「あぁ、頼む」



ユミルに案内されて、扉の前に来た。

本来は受付で連絡をしてから来るのべきなんだが。

ユミルを急かし、連れてきてもらった。



コンコンコンコン。


コンコンコンコン。


返事はない。

中から音はするようなので、無人ではないのだろう。



直樹:

「それ!

 突入だ」


扉を勝手に開ける。

アレ?

簡単に開いたぞ、警備は大丈夫なのか?



兵士:

「誰だ!

 お前は!」



兵士が襲ってくるが、フリストが簡単に捻ってしまう。

ユミルが、諦めた顔でため息をついている。

可哀想に。

苦痛に顔を歪めた兵士は、俺たちの盾にされていた。

指示を出したのは俺なんだが。

コレは、良いのかな?



直樹:

「なんだ少将!

 居るじゃないか!」


ノルナゲスト:

「ナオキくん。

 君は礼儀も知らないのかね?」


直樹:

「急ぎでね。

 基地に死体が多いんだが、何とかならないか?」


ノルナゲスト:

「まったく、君は……


 下がれ」


少将が兵士たちに指示を出す。


直樹:

「フリスト。

 兵士を開放してやれ」


フリスト:

「はい」


ノルナゲスト:

「フリスト上等兵。

 君は完全に、ナオキくんの部下なんだね」


フリスト:

「いいえ!

 勘違いです!

 俺様は、軍属です。

 給料ください」



頭をおさえている、可哀想に。

少将は、頭痛持ちだろうか?


ノルナゲスト:

「はぁ……

 わかった、わかった。


 話を聞こう」


直樹:

「死体が多いと、軍医が悲しんでいた。

 どうなっている?

 戦地の様子を見たいんだが。

 少将、どうだろう?」


ノルナゲスト:

「ナオキくん。

 観光も良いとは思う。

 我々も、君の話を聞いてあげたいのは山々なんだがね。

 

 そもそも、軍医は怪我人を見るのが仕事だ。

 死ぬ事ぐらいあるだろう。

 君が行った基地から先。

 戦闘地域への補給線が、立て込んでいてね」


直樹:

「戦地の場所を教えてもらえるか?

 自分たちで、行きたいんだが……」


ノルナゲスト:

「だから……

 戦線が攻撃を受けていて、危険だ。

 物資の輸送すら思うようにならない。


 我々は現在。

 補給線の見直しに向けて、物資と兵の手配、偵察、情報整理にと忙しい。

 早期に補給再開をしないと、多くの兵士が飢えて死ぬ。

 中将からも至急の支援要請が再三再三にわたり来ているんだが。


 軍の上層部、あの連中は無能揃いだ!!

 補給路の確保は、戦争継続の絶対条件だと言うのに!


 正直、絶望的だ。

 計算上では、もう食料がない。

 死人が多いのはそのせいだろう。

 君は、突然現れる事が出来るんだから、補給物資を……


 ナオキくん。

 今、なんて言ったかな?」


直樹:

「だから、戦地の見学をしたいんだ」


ノルナゲスト:

「君が、物資をどけた基地の先か?」


直樹:

「多分そうだと思うが。

 そこから怪我人が、来るんじゃないのか?」


ノルナゲスト:

「そうだ、その通りだ!

 君は、戦地に行きたいのか?」


直樹:

「そうなんだが……見学だぞ!

 ヤバイのか?」


ノルナゲスト:

「非常に危険だ。

 無事たどり着けるかわからない」


直樹:

「うーん。

 唐突なんだがな、少将。

 絨毯を届けられないか?」


ノルナゲスト:

「はぁ?

 突然だな君は。

 訳の分からないことを。


 絨毯程度なら、問題ないと思うが……

 何のために?」


直樹:

「俺が移動する」


ノルナゲスト:

「移動?

 何処に?」


直樹:

「絨毯の上。

 置いてある所に」


ノルナゲスト:

「それは、どういう意味だ?

 移動……


 移動?

 ヴァンランディ!!」


ヴァンランディ:

「はい、少将」


ノルナゲスト:

「隣の部屋は、空いているか?」


ヴァンランディ:

「空いてます」


ノルナゲスト:

「少し、ナオキくんと話をしてくる。

 仕事を継続してくれ。

 迷惑をかける」


ヴァンランディ:

「はい、少将」



隣の部屋へと連行された。

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おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

地図はランキング?の所に、リンクを貼ってあります。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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