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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第三章 異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う。
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貰い火 内政・2

首都に戻って魔術を披露する。

昼食まで時間があったためだ。

折角なので、ノルナゲスト少将の悪口も叫んでおく。

気分がいい。

昼食を済ませて、隠れ家へと戻る。


1番、17番、316番、554番と他7人と子供が1人、集まっていた。

瀕死の子供を取り込んだのか?



直樹:

「全員で行くのか?」


1番:

「私と554番は、居残りで。

 残り9人が場所取りを行います

 17番は、領主様の護衛です」


直樹:

「浮浪者の集まっている場所だが、首都には大きく4カ所ある。

 俺的には、山の麓の方にしたい。

 あそこなら、隠れられる場所が多いからな。

 転移させるにも都合がいいと思うが。

 問題ないか?」


316番:

「はい。

 何処でも大丈夫です」


直樹:

「よし、お前たちは畑で待機。

 俺たちは山の麓の浮浪者たちの元へ向かう」



超絶操作マッスルマリオネットで、ユミルとフリストを抱えて目的地に着く。

顔を赤らめモジモジするフリストは、無視しておいた。


木の陰に隠れて10人を転移させる。

全員が食べ物を背負っていた。



直樹:

「それでは316番。

 頼むぞ」


316番:

「はい。

 それでは、みなさん。

 よろしくお願いします」


3人一組になって散っていく。

俺たちは挙動不審の17番と共についていった。

1時間ほどウロウロしていると、全員が集合し話し合いを始める。

俺には良くわからないので、10分ほど放置された。



316番:

「領主様、行きましょう」


直樹:

「あぁ、ついていく」



ついていくと、爺さんが大の字で寝ている場所に着いた。

前は広めの道で、山にも近いく人通りも多いようだ。

薪や山水を汲みに行く道、のひとつという事らしい。

聞くところによると。

ここを中心に場所を確保するそうだ。


すでに交渉も済んでいるとは、優秀な部下だな。

と感心していたんだが……



直樹:

「え!?

 マジか!!」



驚きを隠せない。

問答無用で、爺さんや子供、女、男たちに剣を突きつけると。

10軒潰し、大きなスペースを確保しやがった。


押しのけた連中を隅へと追いやり、寝るスペースだけ残してあるようだ。

潰したといっても、地面に縄で区切ってあっただけだが……

俺たちが大きく縄で囲んで、真ん中小さな布を引く。



爺さん:

「お前たち、何をするんだ!

 ここは俺の場所だぞ!!」


316番:

「何を言っている?

 勝手に、住み着いてるだけだろ?

 ここは今から、我々が店を開くために使う」



場所をとられた他の連中は、剣にびびって口を出さない。


爺さん:

「他の連中だって生活があるんだ!

 家を返せ!」


316番:

「寝るスペースも確保してあるんだ。

 文句はないだろ?」


剣をちらつかせる。


爺さん:

「貴様ら!

 ヨトゥンヘイムの鬼中尉といえば俺のことだ!

 死にたくなければ、家を返せ!」


爺さん左ひじから下がなく。

だいぶヨタヨタしながらも316番へ掴みかかった。



316番:

「ハハハハハ。

 中尉殿がこんな所に、居るわけないだろ?

 おーい」


爺さんは数人に捕まり放り投げられ。

空いたスペースに全員が荷物を降ろした。

芋と卵だ。


316番:

「よし、みんな。

 すまなかったな。

 報酬だ、受け取ってくれ」


爺さん:

「馬鹿な!

 これでは3日しか生きれないぞ!

 寝床があるから、少ない食べ物でも生きていけるんだ!

 新しい家はどうするんだ!」


316番:

「諦めろ。

 ここはそういう場所だ」


顔を真っ赤にして、歯をプルプルと食いしばっている。

鬼だな、コイツラ。

これを許可する、俺もだが……



直樹:

「爺さん、話をしよう

 新しい土地。

 家を探すには、どれぐらいかかる?

 食料と物々交換はできるのか?」


爺さん:

「最低でも1月はかかる。

 食料と交換も出来るが探すのが大変だ」


直樹:

「俺には、この場所が必要だ。

 ここはもらう。

 店を開くんだ」


爺さん:

「そんなのお前たちの勝手だろ!

 俺には関係ない!」


直樹:

「わかっている。

 まずここに居た連中の食料。

 主に芋と卵、水、薪これについては俺が保障する。

 安心して次の家を探してくれ。


 家を買うのに必要であれば、芋、卵、水、薪であれば必要なだけ提供する。

 またここの店で買う時は大きく値引きしよう。

 どうだ?」


爺さん:

「しかし、若い連中はそれで良いかも知れないが……

 俺の体では……」


直樹:

「なんだ、体か?

 それなら再生できるぞ。

 条件はあるが……」


爺さん:

「そんな馬鹿なこと、ある訳ないだろ!?

 年寄りだと思って。

 馬鹿にしてんのか!」


直樹:

「ちなみにここに居る連中は、みんな死に掛けていた連中だぞ。

 ここで暮らしていた奴もいる。

 俺たちの仲間に居ただろ?

 元々はボロボロだった奴らだ。

 今の奴らは体の状態だって、健康そのものだろ?」


爺さん:

「お前は、何を言っているんだ……」


直樹:

「316番、兵士は置いていく。

 場所を確保して、芋と卵の販売をやってくれ。

 基本、金が欲しいが……

 俺たちが必要そうな物なら。

 物々交換でもかまわない」


316番:

「はい。

 わかりました」


直樹:

「ここの連中の水瓶を、もらっていくぞ。

 水を汲んだら戻ってくる。

 何人か付いてこい。

 ユミルは、念のため残っておけ」


ユミル:

「はい。

 わかりました」


水瓶の中の汚れた水をぶちまけると、布で背負って持っていく。

これでは、まるで強盗だな……

感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

地図はランキング?の所に、リンクを貼ってあります。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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