輸送の仕事 戦場への輸送・12
隠れ家にあるオッサンたちの集まりへ行く。
全員が整列した。
直樹:
「全員、すまないな。
相談に来た。
1番、17番は居るか?」
1番、17番:
「はい」
1番、17番を中心に円陣を組む。
直樹:
「前からここの環境を、改善したいと思っていた。
そこで技術を持った連中。
内政専用の人員を集めたいと思うんだが。
どうだ?
1000人ほど集めたい」
1番:
「内政要員、いいですね」
17番:
「1000人……」
直樹:
「17番、不服か?」
17番:
「1000人も暮らせるのだけの食料が、あるのか。
それが不安です」
直樹:
「あぁ、それか……
問題ないぞ。
現在の畑の面積では、およそ2000人分の食料が取れる。
畑は時間の流れが24倍だから。
約5万人近く暮らせるはずだ。
お前は、農業の経験とかは無いのか?」
17番:
「自分は初めから、軍人でしたので」
1番:
「兵士といえども、前職があるものも居ます。
まずは現在の仲間たちから、探してみてはどうでしょうか?」
直樹:
「そうだ!
その手があったな。
早速調べよう」
聞き取り調査をして、前職のあるものを探した。
脱走兵は17人中15名、兵士は282人中29人だった。
直樹:
「あれ? もしかして。
脱走兵の連中は。
前職がある連中が、ほとんどなのか?」
1番:
「さぁ?
どうなんでしょうね……」
直樹:
「脱走兵の連中は。
浮浪者と、知り合いだったりするのか?」
1番:
「自分は匿ってもらった事は、ありましたが……」
直樹:
「前職のあるのもは、それを専属でやってもらう予定だったが。
本人の意思は尊重したい。
ゆっくり考えてもらう。
よし、決めた。
今日中に、100人を隷属させる。
ヤニスで脱走兵50人と、首都で浮浪者が50人だ。
前職、人脈、変わった技術があるものだ。
17番。
3人4組を選抜しろ、首都での隷属だ。
お前たちは、脱走組ではないから大丈夫のはずだ。
何かあればノルナゲスト少将の名前を出せ。
必要であれば、俺の名前、異世界人の事を出してもいい。
1番。
ヤニス脱走兵の居場所がわかる者たちを2組、選考してくれ」
1番、17番:
「はい!」
しばらくすると、数が集まる。
軍属は動作も速いな。
直樹:
「よし、集まったな。
畑の時間を遅くしておくから、畑で待つように。
脱走兵は1組だけ、畑で待て。
もう一組は昼食後に連れて行く。
ここで待機だ」
首都へと転移し、建物の影で兵士を転送する。
各組に隷属の書を15枚ずつ渡し散開させた。
直樹:
「昼はみんなで、食事をするから監視塔にな。
では任務に移ってくれ。
散開!」
ヤニスに転移し、市場を通って人通りの少ないところへ移動する。
脱走兵を転移させた。
転移させた脱走兵たちは、緊張した様子で周りをうかがっている。
もう少し、落ち着いてほしい。
奴らの状況では仕方がないのか。
直樹:
「お前たちは俺たちが同行する。
何かあれば、ユミルとフリストが援護し。
その間に本へと返すから心配するな」
落ち着いてきた様子なので探索を開始する。
隷属は順調に進む。
昼前に50人取り込んでしまったので、脱走兵達に好きなものを食べさせ本へと帰還させた。
涙を流しながら飯を食っていた奴もいたが、喜んでくれて何よりだ。
首都へ転移し監視塔へと行くと、既に4組集まっている。
こっちも順調だ。
全員で好きなものを食べる事にした。
やはり、泣くのか……
隷属の書を30枚ずつ渡し散開。
ヤニスで2組目を転移させ探索する。
後組は必死に走り回り短時間で、80人も取り込んでしまった。
食事をさせた後、酒を何個か買わされたが。
濁酒で良かったのだろうか?
首都へ転移し監視塔へ行くが、まだ誰も居ない。
1時間ほどすると1組が帰ってきた。
もう1時間すると全員揃う、食事をして本へと帰還させた。
1日で10万近い出費……
疲れたので宿舎ですぐに寝た。
次の日。
朝から隠れ家で310人の自己紹介を聞く羽目になる。
どうやら取り込まれた奴らは、挨拶しないと気がすまないらしい。
隷属の書に腹が立つ。
ヤニスで休憩を取りながら全員の話を聞いた。
休憩中は、購入ポイントのために、魔術を披露して都市を駆け回る。
ストレス発散のためではない。
こんな事をしてストレス発散するような、変態ではないが。
なぜか気分がいい。
ヤニスの宿舎へと戻り竜車が来ると、本へ帰還させた。
俺は眠りにつく。
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