輸送の仕事 戦場への輸送・6
軍医に別の場所へ案内される。
17番と一緒に話しかけていく。
32人取り込んだが、7人は拒否した。
思ったより人数が少ない。
ほとんどが死んでいるのか……
装備も一緒に取りこんでいるため、ちょっとした警備部隊だ。
このあと死体袋を、本へ取り込んで基地を出発した。
2日かけて、首都へと戻る。
朝になると少将の部下に、建物へと案内された。
その建物も1m地下が掘ってある。
嫌な臭いがした。
本の中から死体袋を取り出す。
直樹:
「おい、少将!
よくも。
こんなものを運ばせたな!」
ノルナゲスト:
「ナオキくん。
機嫌が悪いのか?
しかし、な。
こんなものは……
やめてくれ!
彼らは、我々の同胞なのだ!!」
兵士がユミルに輸送の報酬を渡すと。
ワラワラと兵士たちが現れ、死体袋へと群がる。
袋をあけて中身を確認していった。
数人の兵士たちが走ってきて、俺たちを取り囲む。
とっさに身構えたが、彼らは涙を流していた。
兵士:
「ありがとう!
こんなに綺麗な状態で運んでくれて!」
兵士:
「丁寧な輸送。
心から感謝する!」
口々に感謝を述べ。
俺やユミル、フリストと握手をしていく。
いつの間にか、死体の周りに人だかりが出来ていた。
兵士:
「誰だ!
彼らを運んでくれたのは!!」
また幾人かが、駆け寄ってきて。
お礼を言って、去っていった。
ノルナゲスト:
「ナオキくん。
君なら運んでくれると、信じていたよ」
直樹:
「何だあの連中……
お前の差し金か?
何処かの演劇団か?」
ノルナゲスト:
「まったく、君は。
私は、そんな事はしない。
彼らは君たちに、感謝したかったのだよ。
異世界人の君たちのことは。
私にはわからない。
君が運んでくれた同胞たち。
君が運ばなければ、竜車で運ぶ予定だった。
戦闘中域を全速力で運ぶのだ。
ここまで運ぶのに、相当痛む。
時間も掛かるし、傷つきもするさ。
戦友の元、家族の元に着くときにはひどい有様。
という事も、しばしばだ。
敵に襲われれば、捨てることだってある。
みんな、覚悟はしている。
覚悟はしているんだ。
でも、納得はできない。
君には、感謝している。
ありがとう」
これでは、また。
運ばなくては……ならないじゃないか。
ノルナゲスト:
「では、次の輸送の話だが」
直樹:
「お前は、輸送の話しかないのか?」
ノルナゲスト:
「そうだ。
私は兵站の担当だからな。
君だって。
輸送が仕事だろ!?」
直樹:
「何を言っている?
俺は仕事じゃないぞ!」
ノルナゲスト:
「ハハハ。
ナオキくん。
君も冗談がうまいな!」
直樹:
「お前な……
そうだ!
少将。
ひとつ、頼みがある」
ノルナゲスト:
「なんだろう?」
直樹:
「色々な都市に、俺の荷物を置いておきたい」
ノルナゲスト:
「別に構わない。
君の宿舎は警備上の理由から、固定されているからな。
そこに置くといい。
あまり大きな荷物は困るが」
直樹:
「それは、ありがたい」
ノルナゲスト:
「それでは、すぐに荷物を持って出発してくれ!
シエニ、ソケリ、ヤニスだ!
その後、シエニで護衛の軍と合流して基地へと頼む!」
直樹:
「その前に薪を買いたいんだが。
時間はあるか?」
ノルナゲスト:
「少しぐらいなら、軍の物資を出せるが?」
直樹:
「では、貰おう。
ありがとう」
兵士にテントへと案内され、物資を積み込む。
薪を木箱3つ分もらって、畑へと放り込むと。
竜車が走り出した。
ノルナゲスト:
「ナオキくん。
便宜をはかったから、5万でいいよなーーー!」
少将が大声で、言い放つ。
直樹:
「はぁ?
おい!
コラ!
少将ーーー!!
それは駄目だ!」
少将は、聞こえないというジェスチャーをすると、
満足げに立ち去る姿が、小さくなっていった。
あのヤロウ、5万以上払う気ねえだろ。
不思議と腹は立たない。
感謝されたせいだろうか。
物資の輸送も、今回で一段落する予定だ。
シエニ、ソケリで物資の受け渡しをおえて、ヤニスに着いた。
宿舎にたどり着くと、すぐに眠り。
朝を迎える。
ニヤニヤがとまらない。
非常にご機嫌だ。
デブ猫を撫でてやるほどに。
直樹:
「デブ猫ちゃん。
今日も可愛いね!」
魔導書ドラクエ:
”ナオキ……
キモイ”
フリスト:
「ナオキちゃん。
キモイ」
直樹:
「そういえば。
出口セットはできたか?
できたよな!」
魔導書ドラクエ:
”あぁ、出来てるぞ。
5カ所に設置できる”
直樹:
「ありがとう!
冒険の書」
荷物を置く許可は取ってあるので、部屋の隅に出入口を設置した。
物資を積み下ろし、ソケリ、シエニにも設置する。
シエニで軍隊と合流して出発した。
荷台に出入口を設置する。
今まで大変だった竜車での移動も。
これでサヨナラだ!
直樹:
「ユミル。
一緒に来てくれ。
フリストは、ここで待機だ」
フリスト:
「え?
私も行きたい」
直樹:
「出入口を守る人間が必要だろ?」
フリスト:
「ユミルで、いいじゃん!」
直樹:
「心から信頼できるフリストに。
頼みたいんだ!」
フリスト:
「え!?
本当?
しょうがないな」
直樹:
「ああ、頼む」
ユミルと一緒に、隠れ家に入った。
おっさん達が、遠くで戯れている。
こちらに熱い眼差しを向けてきた。
まずいな……
しかし無視するわけにもいかないか。
ユミルをつれて、おっさん達に会いに行く。
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