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ドラゴンの国と深淵へのクエスト ~異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う~  作者: 社畜とキメラ
第三章 異世界転移したおっさんが、戦場を彷徨う。
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輸送の仕事 戦場への輸送・6

軍医に別の場所へ案内される。

17番と一緒に話しかけていく。

32人取り込んだが、7人は拒否した。

思ったより人数が少ない。

ほとんどが死んでいるのか……


装備も一緒に取りこんでいるため、ちょっとした警備部隊だ。

このあと死体袋を、本へ取り込んで基地を出発した。

2日かけて、首都へと戻る。




朝になると少将の部下に、建物へと案内された。

その建物も1m地下が掘ってある。

嫌な臭いがした。

本の中から死体袋を取り出す。



直樹:

「おい、少将!

 よくも。

 こんなものを運ばせたな!」


ノルナゲスト:

「ナオキくん。

 機嫌が悪いのか?

 

 しかし、な。

 こんなものは……

 やめてくれ!

 彼らは、我々の同胞なのだ!!」



兵士がユミルに輸送の報酬を渡すと。

ワラワラと兵士たちが現れ、死体袋へと群がる。

袋をあけて中身を確認していった。


数人の兵士たちが走ってきて、俺たちを取り囲む。

とっさに身構えたが、彼らは涙を流していた。



兵士:

「ありがとう!

 こんなに綺麗な状態で運んでくれて!」


兵士:

「丁寧な輸送。

 心から感謝する!」



口々に感謝を述べ。

俺やユミル、フリストと握手をしていく。

いつの間にか、死体の周りに人だかりが出来ていた。



兵士:

「誰だ!

 彼らを運んでくれたのは!!」


また幾人かが、駆け寄ってきて。

お礼を言って、去っていった。



ノルナゲスト:

「ナオキくん。

 君なら運んでくれると、信じていたよ」


直樹:

「何だあの連中……

 お前の差し金か?

 何処かの演劇団か?」


ノルナゲスト:

「まったく、君は。

 私は、そんな事はしない。

 彼らは君たちに、感謝したかったのだよ。

 異世界人の君たちのことは。

 私にはわからない。


 君が運んでくれた同胞たち。

 君が運ばなければ、竜車で運ぶ予定だった。

 戦闘中域を全速力で運ぶのだ。

 ここまで運ぶのに、相当痛む。


 時間も掛かるし、傷つきもするさ。

 戦友の元、家族の元に着くときにはひどい有様。

 という事も、しばしばだ。

 敵に襲われれば、捨てることだってある。


 みんな、覚悟はしている。

 覚悟はしているんだ。

 でも、納得はできない。


 君には、感謝している。

 ありがとう」



これでは、また。

運ばなくては……ならないじゃないか。



ノルナゲスト:

「では、次の輸送の話だが」


直樹:

「お前は、輸送の話しかないのか?」


ノルナゲスト:

「そうだ。

 私は兵站の担当だからな。

 君だって。

 輸送が仕事だろ!?」


直樹:

「何を言っている?

 俺は仕事じゃないぞ!」


ノルナゲスト:

「ハハハ。

 ナオキくん。

 君も冗談がうまいな!」


直樹:

「お前な……


 そうだ!

 少将。

 ひとつ、頼みがある」


ノルナゲスト:

「なんだろう?」


直樹:

「色々な都市に、俺の荷物を置いておきたい」


ノルナゲスト:

「別に構わない。

 君の宿舎は警備上の理由から、固定されているからな。

 そこに置くといい。

 あまり大きな荷物は困るが」


直樹:

「それは、ありがたい」


ノルナゲスト:

「それでは、すぐに荷物を持って出発してくれ!

 シエニ、ソケリ、ヤニスだ!

 その後、シエニで護衛の軍と合流して基地へと頼む!」


直樹:

「その前に薪を買いたいんだが。

 時間はあるか?」


ノルナゲスト:

「少しぐらいなら、軍の物資を出せるが?」


直樹:

「では、貰おう。

 ありがとう」



兵士にテントへと案内され、物資を積み込む。

薪を木箱3つ分もらって、畑へと放り込むと。

竜車が走り出した。



ノルナゲスト:

「ナオキくん。

 便宜をはかったから、5万でいいよなーーー!」



少将が大声で、言い放つ。



直樹:

「はぁ?


 おい!

 コラ!

 少将ーーー!!

 それは駄目だ!」



少将は、聞こえないというジェスチャーをすると、

満足げに立ち去る姿が、小さくなっていった。

あのヤロウ、5万以上払う気ねえだろ。


不思議と腹は立たない。

感謝されたせいだろうか。


物資の輸送も、今回で一段落する予定だ。

シエニ、ソケリで物資の受け渡しをおえて、ヤニスに着いた。

宿舎にたどり着くと、すぐに眠り。


朝を迎える。

ニヤニヤがとまらない。

非常にご機嫌だ。

デブ猫を撫でてやるほどに。



直樹:

「デブ猫ちゃん。

 今日も可愛いね!」


魔導書ドラクエ:

”ナオキ……

 キモイ”


フリスト:

「ナオキちゃん。

 キモイ」


直樹:

「そういえば。

 出口セットはできたか?

 できたよな!」


魔導書ドラクエ:

”あぁ、出来てるぞ。

 5カ所に設置できる”


直樹:

「ありがとう!

 冒険の書」



荷物を置く許可は取ってあるので、部屋の隅に出入口を設置した。

物資を積み下ろし、ソケリ、シエニにも設置する。

シエニで軍隊と合流して出発した。


荷台に出入口を設置する。

今まで大変だった竜車での移動も。

これでサヨナラだ!



直樹:

「ユミル。

 一緒に来てくれ。

 フリストは、ここで待機だ」


フリスト:

「え?

 私も行きたい」


直樹:

「出入口を守る人間が必要だろ?」


フリスト:

「ユミルで、いいじゃん!」


直樹:

「心から信頼できるフリストに。

 頼みたいんだ!」


フリスト:

「え!?

 本当?

 しょうがないな」


直樹:

「ああ、頼む」



ユミルと一緒に、隠れ家に入った。

おっさん達が、遠くで戯れている。

こちらに熱い眼差しを向けてきた。


まずいな……

しかし無視するわけにもいかないか。

ユミルをつれて、おっさん達に会いに行く。

感想、レビュー、ブクマ、評価、お待ちしております。

おかしい部分や修正点、加筆部分なんかを知りたいです。

よろしくお願いします。

地図はランキング?の所に、リンクを貼ってあります。

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都市名があるのですが地図がないと、把握が難しいので。 地図
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