輸送の仕事 戦場への輸送・4
おっさんの畑を調べて、間欠給水を5カ所に設置する。
これで1番との約束を果たす事ができた。
食糧の問題も、無事に解決するだろう。
購入ポイント 152。
やる事が無いので、ゴロゴロする。
ボーーとしていると、昼食休憩になった。
人数が増えたり減ったりする不思議タイムだ。
食事を提供してくれる給食の列に並ぶ。
直樹:
「え!!」
ツイ、声を上げてしまった。
視線が自分に集まり、ちょっぴり恥ずかしい。
呼吸を整えて、冷静を装う。
目の前にいた竜が、人間に変身したのだ。
身長も2mだったり、3mくらいだったり。
両腕、両足だけが竜だったり。
姿が不完全な連中も居る。
何だこれは?
竜が普通に、」人間と会話をしている。
どういう事だろう?
食事をもらうと、ユミルとフリストの3人で席に着いた。
直樹:
「ユミル。
聞きたい事があるんだが。
いいか?」
ユミル:
「はい。
なんでしょうか?」
直樹:
「竜車って。
竜が車を引いてるよな?」
ユミル:
「はい」
直樹:
「竜って、人間なの?」
フリスト:
「アハハハハ。
ナオキちゃん、今更?
何、言ってるの?」
ユミル:
「えーーと。
我々が、竜族です」
直樹:
「お前らも。
竜に変身できるのか?」
ユミル:
「いえ。
できませんが……」
フリスト:
「もう……
俺様たちは、竜族と人間族のハーフ。
竜族は、強いんだけど。
寝てる事がほとんどだから、なかなか子孫が出来ない。
元々は、純粋な竜族だけだったんだけど。
神によって、新たな人間族が作られたの。
人間族って。
色々な種と子供が作れるのが特徴でしょ?
ハーフの子供達は、竜と違って長期に寝る事は無かったし。
姿も能力も人間族と変わらなかった。
ある時。
ハーフの中から竜に変身できるものが現れる。
力も強く鱗も硬かったけど。
でも、それは本物の竜では無かった。
竜核が無かったの!
竜核がないハーフ竜を、純潔な竜族は忌み嫌ったんだけど。
この中からさらに、竜核を持つものが現れ始める。
力、生命力、鱗の硬さ、大きさ。
ハーフ竜を遥かに凌駕する存在。
その者達は、間違いなく純粋な竜だったの。
純潔な竜族同士で、子孫を作るのは珍しい。
竜族と人間族のハーフから。
竜の発現を待つほうが、遥かに効率がよかった。
だから一部の竜族は、人間族と子供を作る事にしたの。
そして今の、竜の国になった。
ナオキちゃん!
いつも一緒に、ハーフ竜と食事してたでしょ!」
もしかして。
人数が増えたり、減ったりしたのって。
ハーフ竜が、人間になって食事……
その後、竜になって車を引いていたからか!
直樹:
「あーー、そうか。
今まで気づかなかった。
なんか、スッキリした」
フリスト:
「まったく……」
ユミル:
「ナオキ様。
そういうことです。
食事が冷めてしまいますよ」
直樹:
「知らない事があるな……
まだまだ、驚くことが多い」
ウンウンと頷きながら、食事を終えた。
何にせよ。
言葉が通じるのなら問題ない。
いいな。
仲間に一人、欲しいな。
翌日の夜に、基地に到着する。
宿舎に泊まり、朝を迎えた。
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