輸送の仕事 戦場への輸送・3
魔導書ドラクエ:
”そうだ!”
直樹:
「今、思ったんだが。
魔法構築の代行、その結果がわかるんなら。
購入ポイントを使えば。
<質問と回答>の代行もできるのか?」
魔導書ドラクエ:
”そういえば、できるな。
でも、正規ではない。
限界がある”
直樹:
「購入ポイントを使えば。
俺の知らない事も、普通に聞けるのか?」
魔導書ドラクエ:
”そうなるな。
だが内容によっては、多くもらう必要があるが”
直樹:
「内容って?」
魔導書ドラクエ:
”聞く質問が、曖昧なときだ”
直樹:
「あーー
なるほど……
ユミル。
ちょっと来てくれ」
ユミル:
「はい、ナオキ様」
直樹:
「回復魔法について、教えてほしい」
ユミル:
「えーっと。
傷回復、状態回復、再生回復があります。
傷回復は、切り傷といった怪我の回復。
状態回復は、ある特定状態、例えば毒の正常化。
再生回復は、欠損部分を再生します。
それぞれ、強度・精度・安全性によりランクがありますね」
直樹:
「安全性ってなんだ?
危険な回復魔法があるのか?」
ユミル:
「そうです。
傷回復魔法は、代謝や再生能力が高まって回復するのですが。
例えばです。
7日経過して治る傷があったと仮定します。
これが30分で治る魔法を使うのですが。
傷を負った人の中には7日経過した場合。
悪化する人も居るのです。
残念なのですが。
この場合、回復魔法で死亡する可能性が出てきます。
傷が化膿していたり、毒を受けていたりした場合などです。
その人に魔法をかけると、一気に悪化します」
直樹:
「おお!
なるほど。
では、どうするんだ?」
ユミル:
「それは、魔法によりますが、
被魔法者に毒・化膿鑑定の魔法をかけてから、その結果で発動したり。
被魔法者に化膿止めを飲ませてから使用したり。
魔法自体に、解毒や化膿回復魔法が組み込まれていたりと、様々です」
直樹:
「そうか……
魔法も万能では無いんだな。
また、教えてくれ。
ありがとう」
ユミル:
「はい、失礼します」
直樹:
「おい!
魔道書ドラクエ!
魔法は組み合わせできるのか?」
魔導書ドラクエ:
”ああ、できるぞ。
お前が聞いたとおりだ”
直樹:
「鑑定魔法、傷回復、状態回復、再生回復を組み合わせは可能か?」
魔導書ドラクエ:
”その質問は、ポイントを使うのか?”
直樹:
「そうだな……
特に断らない限り。
知らない事は、購入ポイントを使ってくれ」
魔導書ドラクエ:
”わかった。
組み合わせは可能だ。
1つの魔法枠で、4つの機能を実現することもできるが。
その場合、購入ポイントは膨大になる。
ナオキには無理だと思うぞ。
複数の枠で組み合わせたほうが、お前にとって不利になる。
トータルでのポイントは低くなるんだ。
お前の枠は少ないからな!”
直樹:
「そうか。
他にも必要になるかもしれないが。
4つ使うと残りは5枠か……」
魔導書ドラクエ:
”いや……
4枠だぞ”
直樹:
「はぁ?
超回復ラブリービューティー1つだろ?
魔法の枠は全部で10個だろ?
10-1-4で、5枠。
お前は計算もできないのか?」
魔導書ドラクエ:
”僕が1枠、使ってるぞ”
直樹:
「なんで?」
魔導書ドラクエ:
”お前の変身に必要だろ?!”
直樹:
「あの魔法、元々組み合わせ?」
魔導書ドラクエ:
”そうだ。
魔法じゃなくて魔術な!”
直樹:
「あんな、クダラナイ事に……」
魔導書ドラクエ:
”アレがないと、省力化できないし!”
直樹:
「はぁ……
超回復ラブリービューティーの対象は俺のだろ?
この対象を他人に変更して。
他の魔術との組み合わせで、回復魔術を実現できないか?」
魔導書ドラクエ:
”んーー。
まぁ、可能だな”
直樹:
「超回復ラブリービューティーの現状は。
傷回復、状態回復、再生回復のどれだ?」
魔導書ドラクエ:
”傷回復、状態回復も能力は高くはないが可能。
使い方次第では、再生回復もできる”
直樹:
「使い方次第で?
どういうことだ?」
魔導書ドラクエ:
”まず、再生回復には2つある。
1つは、完全再生。
無いものを奇跡の力で魔力から作り出す。
もう1つは、体の一部をかき集めて、再生する。
超回復は、後者を使っているんだが。
欠損を回復するには、かなりの時間と条件がある。
詳しい事は割愛するが。
お前の回復は一般的な回復魔法とは違う。
異世界人には、この世界の回復魔術は役に立たない。
超回復の実態は。
体の状態の簡易判定と微細な物質操作の魔術なんだ。
それを回復魔術として使用している。”
直樹:
「傷回復と状態回復は、別の現象に思うが。
一緒なのか?」
魔導書ドラクエ:
”傷回復は、細胞同士を結合させたり。
回復を早める作用物質を集めたり。
状態回復は、神経の伝播を妨害したり。
有毒な物質を体外へ吐き出す。
結局は物質操作なんだ”
直樹:
「この世界の住人にも効果はあるんだろ?
では1枠、使ってくれ。
鑑定魔法と組み合わせでいけるか?」
魔導書ドラクエ:
”いや、それは無理だ。
鑑定魔法に1枠。
組み合わせるための専用魔術で1枠だ。
それと、購入ポイントが足りない”
直樹:
「何とかならないか?」
魔導書ドラクエ:
”なんともならない”
直樹:
「うーーん。
購入ポイントの取り置きは可能か?」
魔導書ドラクエ:
”何のために?”
直樹:
「あると使ってしまう。
1000ポイントを、別にしておいてくれ」
魔導書ドラクエ:
”わかった”
購入ポイント 402。
直樹:
「さらば、デブ猫。
冒険の書」
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